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インド&ネパール旅行記⑨ インドの諸問題あれこれ [あっちこっち旅行]

  

さて、タージマハルを見終えた私たちは次の街『バラナシ』に移動するべく駅へ。

タクシータクシー。

 

cow.jpg

cow2.jpg

 

う~む…なんて精悍な顔つき。

そして立派な角。

車そっちのけで道路のど真ん中を堂々と歩くその姿はまさに神聖さの証☆

 

な~んて感じで牛に見とれていると、ビッビーとクラクションが鳴り、

「ヘーイ!乗ってかい?」といつものようにタクシーに声をかけられた。

 

 

 

 

 taxi.jpg

 

 

 

どこに??

私たちに一体どこに乗れと?

 

陽気に誘って頂いたインド人には大変申し訳なかったが、

どう見ても大人3人が乗り込めるスペースが見当たらなかったため、

丁重にお断りし、別のタクシーに乗って駅まで向かった。 

station.jpg

 

ここ…駅ですよね?

ホームに猿の群れがいるんですけど…。

ま、まあいっか…。

station2.jpg 線路

station3.jpg

 

線路拡大図。

とりあえずインドでは駅で出たゴミは線路に放り投げるのが普通。

そのため線路は生ゴミやプラスチックなどでご覧のあり様。

そしてそのゴミに群がるドブネズミの集団。

写真には写っていないが、

線路を見ていたら大体3~4秒に一回ぐらいネズミが視界に入る。

線路の下には恐らく巨大なネズミ地下帝国が出来上がってるんだろうなぁ…。

 

 

 

なんかさっきから動物ばっかりみている気が…。

まあ道の牛はともかく(?)、

駅の猿とネズミはちょっとどうかと思いますよ…駅員さん。

てかネズミが地面に穴掘ってて、線路ガタガタになってますよ。

ほんと動物園だなぁ…インド。

 

さて、列車の出発は夜7時。

現在お昼の12時。

う~むヒマだ。

後輩2人は駅のそばにあるアーグラフォートに行く、と言ったのだが、

思いのほかボッタクリなどに小銭をちょろまかされ、

若干お金が足りない気がしてきた私は

駅で大人しく待つことにした。

だって300ルピーもするんだもん…。

 

後輩2人を見送り、駅の待合室でサモーサー(ジャガイモ包み揚げ)とトマトをかじっていると、

隣に座っていたおじちゃんに声をかけられた。

 

「わぉ、ユーフロムジャパン!それはナイスだ!」

「そうですか?」

「イエース!僕はね空港で働いてて、ジャパニーズと接する機会は多いんだ。

ジャパニーズはみんな金持ちだよな~」

「そうですかね…?」

「まあ僕も空港職員だから、日本人にまけないぐらいハイサラリーだよ♪」

「へ~」

まあ確かに空港で働いてるってことは、一応インドのカーストの中では上の職業な気がする。

それなりに給料はいいだろう。 

よかった…なんか「子供が飢え死にしそうだ」とか言ってお金をせがまれるような事はなさそう。

 

「ちなみに君の仕事は?」

「今学生なんですよ。4月から働きますけど」

「サラリーはどれぐらいだい?」

「え?」

う~む…なんて答えよう。

月20万円、まあ2000ドルってところだろうか。

でも正直に答えていいのかな。

多分このおじちゃん本当に結構お給料もらってるんだろうけど、

私の初任給より低いってことはそこそこの確率でありえる。

下手すればおじちゃんのプライドを傷つけかねない。

 

「え~っと、私は日本の中ではそんなにお給料は高くない職業なんですよ。

ちなみにおじちゃんのサラリーはいくらなんですか?」

ちょっと話をすり替えて逆に質問してみた。

するとおじちゃんはニンマリと満面の笑みを浮かべ、

「4000ルピーワンマンスだよ。

ハイサラリーだろ?」

と誇らしげに言った。

 

 

ひと月4000ルピー…。

約11000円。

 

 

危ないとこだった…。

インドの空港で誇りを持って働いているおじちゃんの約20倍の給料を、

こんな小娘が稼ぐって知ったら、あんまりいい気はしなかっただろう。

てゆーか日雇いのバイト1日で稼げてしまう。

それにしても…

空港職員、しかも俺はハイサラリーだと言ってる給料が4000ルピーだったとしたら、

その他のタクシーだったり、商店の人だったり、ごはん屋の人たちって

月にどれぐらい稼いでるんだろう…。 

1000ルピーぐらい…?

下手したらもっと少ない?

だとしたらその横でタージマハルを見るために750ルピー、

アーグラフォートで300ルピー払ってる私たち観光客ってインド人から見れば、

そりゃ~ボッタクリたくもなる金持ち…ですよね。

そりゃ~空港で拉致もしたくなるわ。

そりゃ~タクシーに死ぬ気で乗せたくなるわ。

 

インドの物価事情が少しだけ垣間見れた、駅での出来事だった。

 

そしておじちゃんは列車で去り、しばらくすると後輩2人が戻ってきた。

3人でカードゲームをしながら列車を待っていると、

ボロボロの衣服をまとった物乞いの男の子恐喝された。

その内容は、

「20ルピーくれ!

じゃないとカード破るぞ!靴を真黒に汚すぞ!」 

というものだった。

 

さっきの事があった…とは言え…、

 

こんな子にお金あげたくない…(泣)

 

そりゃ~20ルピーぐらい全然安いですよ。

インド人にとっての20ルピーが日本人にとっての20ルピーより、

何倍も価値があることはわかってますよ。

こんな小学校低学年ぐらいの子がお金を必死に手に入れようとしている様子を見て、

同情しないわけじゃないですよ。

でも、それはないんじゃない?(泣)

 

色々自分の中で葛藤したあげく、 

私達がここで20ルピーあげたら、この子はきっとまた同じことをするだろう、

それってどうなの?と思い、

2ルピーと余っていたトマトをあげ、なんとかその場を引き取ってもらった。

それでも納得してもらうまで1時間近くもかかったのだが…。

しかもカードは破られ、靴も汚されたのだが…(泣)

 

そんなハプニングもありつつ、時刻は列車出発の7時。

しかしやはり今日も列車は遅れ、出発したのは夜9時。

さすがです!(笑)

列車に乗り込み、寝台にシートをセットしていると、

とある日本人大学生に話かけられた。

 

「今までどの都市を周りました?」

「えーっとデリー、ジャイサルメール、ジャイプル、アーグラってとこですね」

「あの~ちょっと聞きたい事があるんですけど」

「はい、なんでしょう?」

「デリーって列車動いてました?」

「は??」

「僕ですね、デリーからアーグラに移動しようとしたんですけど、

インド人に電車は走ってないって言われて、

タクシーでアーグラまで移動したんですよ。

でもそんな事ってあるのかなぁ…って思って」

 

「えっと…

間違いなく列車走ってましたよ…

  

「ですよねー(泣)

うわ~やっぱ俺だまされたんだなー。

マジぼったくられたー。

アーグラまで200ドルもとられたんですよ?

ありえないですよねー!?」

「200ドルッ!?」

空港職員の月収の2倍だー!

インドでは空港で働くより、タクシーで外人からぼったくった方が儲かるんじゃん…

とかなんとか思った。

インドのあれこれをまざまざと見せつけられた一日はこうして終わったのでした。

 

おまけ:私がいけなかったアーグラフォート&フォートから見える対岸のタージ

agrafort.jpg

taji4.jpg


インド&ネパール旅行記⑨ タージマハル [あっちこっち旅行]

今日はアーグラ観光という事で、ちょっと早起きをしてみた。

なぜなら「タージマハルで見る朝日は最高だー!」

と、インド人が言っていたため。

 

朝5時に起床し、いそいそとタージマハルに向かっていると、

思いのほか起きるのが遅かったらしく、

歩いている途中で朝日が昇ってしまった。

あらら…w

 

タージの入り口に着くと、朝も早よからヨガをしているおばさん達を発見。

yoga.jpg

インドのヨガは日本のラジオ体操みたいなものなんでしょうか?

頑張ってね、おばちゃん達!

 

 

さらに入口を進むと今度はこんな方々に遭遇。

saru.jpg

ですかね、これは。

明らかにごみ箱を襲撃してますね。

辺りを見回すと、あっちにもこっちにもごみ箱を漁る猿の群れ。

 

ここインド有数の観光地ですよね??

  

アフリカの自然公園とかじゃないんで、

別に動物君には登場してもらわなくても結構ですよ?

いや、別に出たいならいいんですけどね、

そこら辺はそちらさんにお任せします、ええ、はい。

  

ヨガに勤しむおばちゃんと、猿を横目に私たちはさらに奥に進んだ。

しばらく行くと料金所があったので、観光料金のお支払~。

1日入場券750ルピー(約2100円)なり~!

  

高っ!!

  

いや、世界遺産なんで料金とってもいいんですけどね、

2000円超えるとかってさすがに取り過ぎじゃないですか??

だって、中入って見るだけよ?

日本の世界遺産である法隆寺や姫路城だってその半分以下ですよ?

広島の原爆記念館なんて大人1人50円よ?

え、さっきから文句が多いって?

  

あ、そうですかね、すいません。

  

よし、気を取り直していざ入場!!

 

 

 

taji.jpg おっ?

 

 

 

 

 

 

 

 taji2.jpg

 

 

おおおおおおおお!!!!!!

 

来た!!

ついに来た!!

タージマハル!!!

 

でっけー!すっげー!白ーい!シンメトリー!

うわ~うわ~。

 

ちなみにタージマハルとは…

17世紀、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、

愛妃マハルの死を悼んで建設した霊廟、つまりお墓です。

22年の歳月と天文学的費用を投じて作られたこのイスラム建築は、

450年経っているとは思えぬほど堂々と、そして美しく輝いています。

 

シャー・ジャハーンはこの白いタージの向かい側に、

黒い大理石で黒タージを作り、白タージと橋で結ぶ計画を立てていたそうな。

しかしこの建築事業は国の予算を圧迫というよりもはや国を傾けるほどお金がかかってしまいました。

シャー・ジャハーンはその後(それが理由で?)

対岸にある城(アーグラフォート)に幽閉されたため、

黒タージの夢は幻となったのです。

 

シャー・ジャハーンはその幽閉された塔から、タージを眺めては涙を流し、

私が死んだら妃の隣に眠らせて欲しいと懇願したそう。

今はこのタージで妃の棺と並んで、シャー・ジャハーンの棺が並べられてるそうです。

 

いや~、お金も、も、お腹いっぱいなストーリーですね。

 

さっ、てことで、近くに寄ってみよう~!!

 

taji3.jpg

  

でっか!

 

人と比べるといかに大きいかがよくわかる。

これ全部大理石ですよ!

そら天文学的に費用がかかるわ。

 

detail.jpg

 

細部。

この模様はペンキで書いているのではないんですね。

大理石を絵の模様に合わせて彫った後、

ターコイズ、ラピスラズリ、めのう、珊瑚、翡翠などの貴石を埋め込んで作るんです。

もちろんこれには熟練した技術が必要なため、

国はもちろん、アラブ、ペルシャ、果てはヨーロッパから

2万人!の職人が招集され建築されました。

建築の一部にはサファイア、ルビーなどの超高級宝石も使用されており、

光があたるとキラキラと輝きます。

 

てゆーか、

 

そらこんなもん作ったら国も傾くわ。

 

誰だってわかります。

だから今750ルピーなんていう観光料金を取ってるんですかね?

まあ確かにそれぐらいの価値はある建築物だと思います。

今まで色々な建築物を観光に行きましたが、

規模や迫力など間違いなくナンバー1です!!

さて、そんなタージマハル建築に貢献した細工技術ですが、

今でもその技術は生きていて、ここアーグラの重要なお土産産業となっております。

ということで私も買ってしまいました!

 

090117_1922~01.JPG お皿♪

 

いや~素敵なインド土産だわぁ♪

この細工技術なんですが一子相伝、

つまり一人の後継ぎだけに継承される特別な技術なんだそうです。

一子相伝…どこかの北斗〇拳と同じですね(笑)

それにしてもインドの物価から考えるとなかなかイイお値段でした。

え?いくらかって??

値段は内緒で~す♪ 

さて、これでタージマハル観光も終了。

ごはんを食べていなかったので近くの食堂に行くことにした。

ホテルは12時にチェックアウトしないといけないから、 

素早く食べれそうなアメリカンブレックファーストを注文。

 

と・こ・ろ・が…

 

ごはん来ない…。

もう30分も経っているのに…。

 

あ、子供がなんか運んできた。

 

「はい、セットのチャイだよ~」

 

 

え?

30分も待ってまだチャイしか出来てないの?

いや、まさかね、ハハハ☆

もう少ししたらトーストと目玉焼き出てくるんでしょ?

も~お茶目さんっ♪

 

ところが…

どんなに待ってもトーストが出てこない。

おかしい。

トーストと目玉焼きを焼くのにもう40分以上経っている。

どういうこと?

ついに1時間経過。

 

ブチッ…(血管が切れる音)

 

あ~あ、なんかインド来てから血管が切れなかった日がないような気がするわ~♪

昨日もタクシーのおじちゃんと大ゲンカしたしね~、

日本では超温厚で通ってる私なのにな~、

うふふふ♪

 

 

とっとと朝ごはん持ってこいコルァァァ!!!(目の前で遊んでいた店の子供に向って)

パンと卵焼くのにどんだけ時間かかっとんじゃボケ!

こっちはチェックアウトタイムが迫ってんだよっっ!!

私はブレックファーストを注文したんだから、

ランチじゃなくてブレックファーストの時間に持ってこい!!

 

ま、こんな乱暴な言い方はせず、日本人らしく温厚に、

でも口元をひきつらせながら子供に伝えた。

「オ~ソーリー」と言い、厨房に駆け込む子供。

そしてキレた3分後、ようやく朝ごはんがテーブルに並べられた。

 

breakfast.jpg

 

1時間かかった朝食。

一体どんな調理方法をしたら1時間もかかる…。

そして卵はさっき焼いたばかりなのかアツアツなのに、

パンはどう考えても焼いてから30分は経っているかのような若干湿気た食感だった。

 

君たちパン焼いたあと忘れて厨房で遊んでたでしょ♪

も~マジでね、

 

仕事しろ、コラ!(怒)

 

1時間待った朝食は5分で食べ終わり私たちはホテルに戻りチェックアウトした。

時間は11時45分ぐらいでかなりギリギリの時刻であった。

 

それにしてもインド…

羨ましいぐらいマイペースだ…。


インド&ネパール旅行記⑧ アーグラ到着 [あっちこっち旅行]

朝7時、次の都市アーグラに到着。

3時間遅れた列車は寝ている間に遅れを取り戻し、1時間遅れのみで到着した。

そのおかげか4時間程度しか寝れていない。

さてここアーグラは世界で最も有名なイスラム建築、

そして最も有名なインドの世界遺産、

と言えば……

そう、ここアーグラはかの有名なタージマハルがある都市なのだ!

タージマハル!ほっほーい!

とにかく皆さんが「インドと言えばな~に?」と質問されたら、

カレーとガンジーの次くらいにタージマハルが出るんじゃないですか?

それぐらい有名な遺跡ですよね、いや~楽しみだ!

宿を決めて荷物を置いたらタージマハルへ直行だぜ!

と、宿の情報を得るために地球の歩き方のアーグラのページをパラパラと見ていると、

 

「タージマハル 定休日 金曜」

  

金曜……

今日だーー!!

なんだってー!

つまり今日タージマハル開いてないんじゃん!

今まだ朝7時だよ……

一体今日一日何したらいいんだー!

てかインドの一大観光地なんだから定休日とかいらんくない?(泣)

  

…。

…。

まあいいや、

ここ最近かなりのハードスケジュールで突っ走ってきたし、

少しは旅のペースを落とすのもありね。

とりあえず車内泊で4時間しか寝てなくて、

疲れはとれるどころかたまってるような気がするし、宿を探して一眠りしたい。

ところがそんな私達と宿の間には大きな大きな壁があるのである。

客引きだ。

なぜならここアーグラの人は旅行者にとってかなり最悪らしい。

最大の観光地なだけあって、ぼったくり、詐欺、悪質ドライバー、悪質旅行会社などなど、

そのバリエーションも豊富なうえ悪質レベルもインドトップクラスという。

…。

そんなとこ行って大丈夫か?

ちなみにこの噂はガイドブック、他の旅行者の口コミのみならず、

なんとインド人からも

「アーグラはベリーバッドだ!俺はあそこでリクシャーに乗ってヒドイ目にあったんだ!」

「タージマハルの観光に行った時、ガイドにお金をぼったくられて本当に嫌な思いをしたわ!」

などなど、同じインド人からも批難続出なのであった。

同じインド人も騙し金を巻き上げる街、アーグラ。

どんな街だよ。

やっぱ来ない方がよかったのかな…。

でも来ちゃった(泣)

だってタージマハル見たいもん…。

まあ大丈夫、最大限の注意を払えばトラブルは回避出来るものだしね。

よし!とにかく宿を決めよう!

てかいい事に気がついた!

宿を電話で予約して駅まで迎えに来てもらえばいいんじゃん。

これでリクシャーに乗らなくてすむわ。

  

という事で地球の歩き方に載ってる宿の中から適当なものを選び、電話をかけてみることにした。

え~っと電話は…

「ハロー!リクシャー?」

「タージマハルに行くのかい?俺のリクシャーに乗りな!」

「いい宿を知ってるぜ!案内するから乗れよ」

「ブレックファーストは食べたか?おいしい店に連れて行くぜ」

   

はぁぁ…。

寝不足もあってかなり機嫌の悪かった私は

「電話をかけるんですっ!!」

と完全に日本語でキレ気味に返答した。

ちなみにこの時ツレの二人は眠気からか相当大人しくなっており、

ほぼ私がインド人の相手をしていた。

(という事でこれからインド人に浴びせる罵声の数々は、

三人分を私一人で請け負ったという事で女性の言葉としては多少荒めになっております)

  

客引きを牽制しながら駅前を歩くと公衆電話を発見!

初めての英会話コールで緊張しながら受話器をとる。

「プルルルル…プルル、ガチャッ。ハロー!」

「あ、ハロー。あの予約したいんですけど」

「イエ~ス!大丈夫ですよ~」

「今日3人部屋とかって空いてます?」

「イエ~ス!3人部屋ですね。何時頃ご到着ですか?」

「えっと今ちょうど駅なんですよね。それでその迎えとか…」

「今駅なんですね。

 でしたらリクシャーがいっぱいいると思いますので、それでお越し下さい

  

「……。あの…迎えとか…」

「大丈夫ですよ~。

うちの名前言ったら大体のドライバーは分かると思いますんで。

ではお待ちしてますね。ガチャッ!」

ツーツー。

   

「…。」

たみー「どうでした?」

私「リクシャーに乗って来いって(泣)」

たみー「マジっすか!予約の意味ねー!」

私「そうだね…」

サエキック「どうしましょう?もうリクシャー拾って乗ります?」

私「それしかないよね~。」

落胆する3人。

アーグラでは極力リクシャーは避けたかったのに。

  

たみー「そうだ、流しのリクシャー探しましょうよ!」

流しの…。

とりあえずガイドブックなどの噂を参考にすると…

駅で待ち構えて話しかけてくるやつ→騙す気まんまん

そこら辺をブラブラ走ってるやつ→普通に客を探してる

たみーの言う通りとりあえず駅から離れて流しのリクシャーを探してみるか。

しかしバックパックを担ぎ電話から離れるやいなや、

待ち構えていたドライバー達に囲まれた。

「宿は決まったのか?俺が連れて行くから乗んな」

「大丈夫です。歩いて行くんで」

とりあえず駅から少しは離れないと、流しのリクシャーをつかまえられない。

「歩いて行くのか?歩くのは危険だからやめとけ。

リクシャーならベリーセーフに宿まで連れて行くぞ」

「ノーサンキューって言ってるでしょう!他のお客さんを探して!」

かなりしつこくついて来たが、駅から少し離れると諦めたのか引き返して行った。

やれやれ…。

  

離れてすぐにフラフラしている流しのリクシャーを発見!

たみー「いた!あれにしましょう!」

よっしゃ!

「ナマステー!おじいさん、3人乗りますか?」

「おぉ、もちろんさ!どこまでだい?」

「地図に載ってるこの宿なんですけど」

「この距離なら全然大丈夫だよ。一人30ルピーの90ルピーでどうだい?」

「え~10分もかからない距離なんだから一人10ルピーの30ルピーぐらいでどう?」

「安いな~なら一人20ルピーでどうだ?」

「う~ん60ルピーかぁ…」

と軽く値段交渉が始まり、話はほとんどまとまりつつあった。

が、

「ヘーイ!君達は歩いて宿まで行くんじゃなかったのか?

どうしてここでリクシャーと話してるんだい?」

げっ…さっきのドライバー。

「いや、その…宿まで彼に連れて行ってもらおうと…」

「それならおれのリクシャーに乗れよ。順番だぞ」

「順番?」

「駅前にはいっぱいリクシャーが止まってるだろ?

順番に前から乗って行かないといけないんだよ。

だから君達は俺のに乗らないといけないんだ!ユーマスト!

「そんなわけあるかー!そんなの自由でしょ!

いやよ、私はこのおじいさんのリクシャーに乗るの!

おじいさん!60ルピーでいいから宿までお願い!」

うるさいドライバーを無視しておじいさんのリクシャーに乗り込もうとする。

しかし、

「おい!順番だって言ってるだろう!」

ドライバーは私のバックパックを掴んで、

無理矢理リクシャーから引きずり落とした

  

「 何すんのよ!!(日本語)

いたっ!ちょっとやめてよ!!ひっぱらないで!」

「悪いのはお前だ!ちゃんと順番を守れ!」

「だからって何無理矢理引っ張ってんの!

ふっざけんな!

おじいさん乗せて!お願い!私達を宿まで連れて行って!」

「〇□▼※??(なんだ一体?的なヒンディー語)」

「■▽※◎▲」説明するドライバー。

何を話しているのかはわからない。

めちゃめちゃ眠いのに…

ただリクシャーに乗るのにどうしてこんなに揉めないといけないの…。

てかこのドライバー怪しすぎる。

なんでそんなに私達を乗せたいの…

絶対何かたくらんでる…。

フツフツと沸いてくる怒りを抑え、ドライバーとおじいさんのやり取りを見ていた。

そして30秒後、おじいさんは納得したのか、面倒臭くなったのか、

うんうんと頷きリクシャーに乗ってブロロロ…と走り去って行った。

って、ちょおっと待った!

おじいさん待って!行かないで!

「さぁ、俺のリクシャーに乗ろう。60ルピーで宿までな」

「ふっざけんなっっっ!あのおじいさんに何言ったのよ!

いやだ!いやだ!絶対あんたのリクシャーには乗りたくない!

何する気なの!どこに連れて行くつもりなのーー!(泣)」

このままでは間違いなくカモられる、

と頭の中で危険信号が点滅し始めた私は精一杯抵抗をした。

「俺は君達を宿に連れて行くだけだよ」

「うそつけ!わかってんのよ!

今私が持ってるこのガイドブック、

これにあんたみたいに駅前で話し掛けてくるやつは悪いやつばっかりだって書いてあるのよ!

だから絶っっ対乗らないっ!」

言ってやった。言ってやったぞー!

ここまで言えば…

「おいおい、そんな事はないって。きちんと宿に送ってやるさ。

安心しろよ。トラストミー」

へこたれないなぁ(泣)

「嘘つくなー!じゃあなんで宿までのたかだか60ルピーでそんなに必死になってるの!

リクシャーから引きずり落とすとか尋常じゃないでしょ!」

「俺は順番を守らないやつが許せないだけだ。

だから引張ったんだよ」

「ふざけんな、理由になるか!」

「とにかく乗りな。

俺が60ルピー以上請求したり、ホテル以外のところに連れて行ったら、

ノーマニーOK!君達はお金を払わなくていいんだ。

だから信用してくれよ」

「本当?うそついてない?」

「シュア!もちろんだ!」

 

う~ん…

デリーで似たような事言われてヒドイ目にあったしなぁ…。

でもこのままじゃ話がまったく進まないし。

そしてツレ2人が「もういいじゃん」みたいな顔してるし…。

 

「わかった。宿まで乗る」

「お~ようやく信じてくれたか。さぁ乗んな」

「その代わり……免許証貸して」

「え、どうしてだい?」

「いいから」

 

driver.jpg パシャッ

 

「もし宿以外のところに連れて行ったり、回り道して50ルピー以上要求してきたら

この写真持ってポリスに駆け込むからね!わかった!??」

「わかったわかった。大丈夫だよ。さぁ乗りな」

 

ようやく宿に行ける。

まぁ全部私が駄々をこねたからんだが…。

でもあの空港みたいな目には二度と会いたくない!

眠い中5時間も連れまわされるという悲惨な目には…(泣)

今ここアーグラで拉致されて5時間も連れまわされたら…

 

今なら人を殺せる気がする。

 

そんな私をよそにリクシャーは宿に向けて走り出した。

「君達はインドは初めてかい?」

たみー「はい、全員初めてです」

「そうか、どんな都市を回ったんだい?」

「え~っとデリー、ジャイプル、あと私1人だけジャイサルメールに」

「そうか、楽しかったかい?」

たみー「そうですね、わりと」

「それはグッドだ!でもアーグラはもっとグッドシティだぞ。

なんと言ってもタージマハルがある。

君達はタージマハルに行くのかい?」

「明日行く予定です」

「そうかそうか。それはグッドだ」

 

駅から10分ほど走った後、リクシャーは予約したホテルに到着した。

「ほら、着いたぞ。ちゃんと連れてきてやったろ?

もちろんオンリー60ルピーでOKだ」

「あ、はい。60ルピー」

「じゃあな、明日はタージマハル楽しめよ。バーイ」

ブロロロロ…

  

…。 

 

イイ人じゃん…(泣)

うわぁ~なんかすいません!!!

駅で散々わめきちらしてすいません!!!

だって明らかに怪しかったんですもん!

それにここ極悪シティアーグラなんですもん!

ちょっと慎重になっただけなんですぅぅ…すいません…。

 

心の中でドライバーに詫びつつ、

疲労がたまっていたので即効部屋にチェックインして荷物を置いた。

でも騙されなくて本当に良かった。

おかげで今こうして休息出来ている。

ありがとう、私を引き摺り下ろしたドライバーさん。

 

一休みした後、ホテルの屋上に上がってみた。

地球の歩き方いわく、このホテルは屋上からタージマハルが見れるらしい。

 

おっ! 

 

taji.jpg

 

おおおおおおおお!! 

なんか見える!

白く輝く建物が見える!

でも小さいな…。

ま、いっか。明日近くで見れるし♪

お昼を食べた後、インド人が太鼓判を押すスイーツのお店にいってみることにした。

宿の人に信頼できるリクシャードライバーを連れてきてもらい、いざ出発!

sweets.jpg

並んでる並んでる。

あんまりおいしくなさそうなスイーツ達が…。

しかも売り方がおかしい。

200ルピー/kg って…。

いやいや、ここの名物はお菓子じゃなくてラッシー。

ラッシーは簡単に言うとインド風ヨーグルトドリンク。

それがインド人いわくここのお店のはアーグラでナンバー1のお味らしい。

lado.jpg ラッシーとラドゥー

ラドゥーはきなこみたいな味がして、なかなか日本人に合うお味。

さてさてラッシーは…

 

おっ、うまい!

甘すぎずちょうどいい酸味!

他の都市で飲んだときマジ甘かったもんなぁ…。

確かにここはオススメのお店ですね!

名前忘れたけど♪(笑)

ちなみにラドゥーが4つあるのはうちら3人とドライバーさん用に買ったため。

しかし

ドライバー「おれ今ラマダンで断食中なんだよ」

あ、イスラム教信者さんだったんですね…。

断食中なのに人が目の前でお菓子を食べているのは辛いだろうなぁ。

ちょっと申し訳なく思ったが、食べないわけにもいかないので気にしないことにした。

しかしこのドライバーはうちら以上に気を遣わないなかなかの自由人だった。

スイーツを満喫した後、なぜか何もない駐車場みたいなところにきた。

「ん?ここどこ?」

「ちょっとここで待っててね。

お祈りの時間がきたからお祈りしてくる」

「え、イスラムの?」

「そう。20分ぐらいで戻るから。じゃ」

「え…」

そう言いドライバーは礼拝所に消えていった。

周りには店など一切なく、民家と駐車場しかない。

こんなところに客を20分も放置するなよ!

何しろって言うんですか!

本当に周りに何もなかったので、3人で駐車場の草むしりをして時間を潰した。

20分後、

「お待たせ。じゃ、宿に戻ろうか!

「はい…」

 

いや~自由だ。

宿に客を送ってからお祈りするんじゃダメなんですね。

 

よし、明日はタージマハル観光だ!!

日の出が大変キレイらしい!

楽しみ!うひょひょ!


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インド&ネパール旅行記⑦ ジャイプル観光 [あっちこっち旅行]

朝、豪邸ニルバーナホテルをチェックアウトし、私達は再びジャイプル駅まで向かった。

今日の夜出発する列車の切符を手配するのと、

ジャイプル市街観光ツアーのバスが駅から出ているため。

サクサクと切符を買い、いざジャイプル観光へ!

ここジャイプルは別名ピンクシティと呼ばれるインド有数の観光地で、

みどころまんさいなのです!

まず最初はジャンタルマンタル、訳して天文台跡へ!

   

天文台.jpg

星、太陽、地球など色々な観測機が並べられており、 なかなか広くて面白い。

が、

   

    

暑い。(現在正午)

       

なんですかこの暑さは…。

clock.jpg 日時計

注目してほしいのは日時計よりも日の高さ。

人の影短っ!

なんだか空気が熱すぎて呼吸が苦しい、肺が熱い、苦しい、暑い、熱い…。 

そんな風に思っていると観光が終了した。

次の観光スポットはシティパレス。

現在もマハラジャが住んでいるという豪邸が観光地化されている場所。

     

palace.jpg 入口

palace2.jpg 大広間

ここも広くてなかなか楽しい!

     

でもやっぱり暑い。

        

もはや観光を楽しんでグルグル回ると言うより、日陰を求めてさまよい歩いてる感じだ。

ただ写真でもわかる通り、この日の高さではほとんど日陰は見当たらない。

ちなみに建物の日陰の部分は立ち入り禁止でロープが張り巡らされている。

う~~暑い。

体温どころか間違いなく40度を超えてる。

1リットルあった水もあっという間に消費し、汗がガンガン吹き出る。

あまりに暑いのでストレスがたまり、敷地内で寄ってくる客引きに

      

『うるさいっ!』

と一喝して当たり散らしていた。

ジャイプルの皆さんゴメンなさい。

でもね、このくっそ暑い中出来るだけ無駄なものなしにスムーズに観光したいじゃないですか。

なのに暑さでへばってる日本人に

「ハロージャパニーズ!絨毯見ていかないかい?買わなくてもいいんだ、ジャストルック!」

「ベリーナイスな象の置物もあるぜ!」とかうるさい客引き。

って言われてもこっちはそれどころじゃないんです!!

暑いんです!

水持ってこい!水を!

       

グルリと観光し、市内を出て観光へ。

途中風の宮殿なる建物があったが、時間の関係でチラ見しただけ。

pink.jpg  市内にある風の宮殿

      

       

さてさて、今度はお昼ごはん。

ターリー.jpg ターリー

インドの定食ターリーです。

3種類のカレー(手前3つ)に、よくわからんお惣菜(右)、スープにヨーグルト、

左9時の方向にあるのはさつまいものデザート。

主食はチャパティにプーリー(黄色いパン)に山盛りライス。

これでおよそ300円。

なかなか贅沢なわりにお得なランチ!

ちなみにプーリーの下にあるキムチ的なものはインドのメジャーなお漬け物。

味はシンナーのような風味で一度食べたら忘れられない味がします。

インドを訪れる際は是非♪

それにしてもこのクソ暑いのになぜまたこんな辛い食事をとるの?

食べている間に汗が噴き出て、

店の外に出て更に汗をかく。

もはや食事のせいなのか、気候のせいなのかわからない。

       

食事の後は、本日のメイン、山の上にあるアンベールフォートへ!

いや~フォート(城)ばっかりですね…。

インドに来てどの都市でもフォートを見ている気がします。

fort.jpg 山城アンベール

fort2.jpg フォートからの景色

fort3.jpg フォートからの景色2

fort5.jpg フォートの広場(修復中)

fort6.jpg フォートの鏡の間

なかなか見ごたえたっぷりです!

これまでのフォートは城壁を主に観光していたのに対して、

ここアンベールは城の内部も充実してます。

楽しいぜーほほーい!!

山城ゆえにたまにが乱入しているのも一興ですね。

迷路のような城内部を、ツアーのガイドさんが回っておいで、

というのでグルグルと回ってみることにした。

城壁を歩きまわると、親子づれが壁にもたれて休んでいるところに遭遇。

そして例の如く、

「フォトフォト!」

「カメラカメラ!」

と子供が言うので、

ははぁ、写真撮って欲しいんだなと思いとってあげることにした。

せ~の、

fort4.jpg パシャッ

ところが…

「マニーマニー」

「マニーマニー」

「はっ?」

「今写真撮ったでしょ?モデル料金でお金払ってよ」

「へっ?」

「写真撮ったんだからお金払わなきゃダメだよ!ユーマストペイ!!」

「あ、はぁ…」

多少混乱してその場は5ルピー払ったが、

いや、おかしいでしょ。

なぜ撮りたくもない写真撮って、ユーマストペイなんだー!!

なんかマストって言われると払っちゃうじゃんかー(泣)

くそ~くやしい…。

     

なんだかもやもやした気持ちのまま城内部の観光を終え、

ガイドさんのところに戻ると

「地下に行ってみよう!地下はなかなかエキサイティングだぞ」

というので、行ってみることにした。

fort7.jpg 地下

暗いな~…。狭いな~…。

実際は写真よりもっと暗いです。

そしてなんだか上の方から視線を感じるぞ。

チラッ。

う~ん…真っ暗で何も見えない。

でも何かがいるような気配がある。

よし、フラッシュをたいて見てみよう、どれどれ。

     

fort8.jpg

       

        

おやっ?

     

       

fort9.jpg

      

うっ、

      

うぎゃぁ~!!!うぎゃぁ~!!!

こっ、コウモリ!!

コウモリがいっぱい!!

あっちにもこっちにも、

そしてさっきから頭上でバタバタ音がしていたのはこいつらだったんだ!

あわわわわ…。

固まる私とツレ二人。

そして私たちをここまで連れてきたガイドは、別のインド人とおしゃべりしていた。

入口で。

おおいっ、お前!

何まったりしてんだよ!

コウモリの糞が降り注ぐここまではいって来いっ!!

お前が行こうって言ったんだろ!

ぼけ~!! 

        

そんなこんなでジャイプル観光は終了。

政府公認の観光ツアーに参加したため、

特にボッタくられもせず、順調に観光が出来て大変よかった。

ツアーを終え、駅まで戻ってきた私たちは晩御飯を食べに行くことに。

今日の列車は夜中の12時出発。

あと6時間近くある。

ということで少し遠出をしておいしいと噂のレストランに行ってみることに。

駅からおよそ2キロ離れた少し高級なレストランで、

タンドリーチキン、マトンカレー、ナン、ビルヤーニ(ピラフ)、ビールなどなど

久しぶりにリッチな食事を満喫した。

さ~て駅に帰ろうか。

でもあの距離を歩くのはめんどくさいなぁ…。

と、思っていると

「へい、リクシャー?」

かなりお年を召されたサイクルリクシャーのドライバーに話しかけられた。

「40ルピーで3人駅に行きたいんですけど…でも2キロ近くあるからしんどいですよね?」

「何言ってるんだ、大丈夫だ!俺の脚を信じろ!」

サイクルリクシャーとは自転車に座席をくっつけたようなもので、

エンジンで動くオートリクシャーと違い、原動力はおじいさんの脚力頼りとなる。

このおじいさんが3人のお客を乗せて2キロの道のりを…

しかも途中には坂あるしなぁ…

「いや~無理じゃないっすかね?」

「大丈夫だ、何年ドライバーをやってると思っているんだい。安心しろよ。」

「いや、確かにベテランの雰囲気は感じれますけど…」

「ノープロブレム、ドントウォーリー!さぁ乗った乗った。40ルピーで駅までだな。」

「う~ん…じゃあお願いします」

    

ちなみにこの40ルピー(約100円)という数字は行きのオートリクシャーが

3人で40ルピーだったため、帰りも同じ値段で、ということだった。

大人3人を乗せたサイクルリクシャーはゆっくりと進みだした。

必死に、ものすごく必死に ペダルを漕ぐおじいさんドライバー。

ただ進みはするが、明らかに歩いてる人たちよりとそんなに速度はかわらない。

しかも途中坂道にさしかかるともはやリクシャーは進まなくなった。

「降りましょうか…?」と言おうかな~と思っていると

おじいさんは自転車から降りて、手で押し始めた。

息をぜえぜえ切らせながら必死に押している。

も、ものすごく罪悪感…。

絶対このおじいさん50キロ、ヘタすりゃ45キロないであろう体なのだ。

そのおじいさんがおよそ30分息を切らせながら

大人3人を駅まで送ってくれた。

さすがに40ルピーでは申し訳なさすぎたので100ルピー(それでも270円)をチップとして渡すと、

めちゃめちゃ喜んで去って行った。

行きのオートリクシャーの3倍の時間がかかり、3倍のお金がかかったのに、

なんだかいたたまれない気持ちになるのはなぜ…(泣)

     

駅についた。

さて、ヒマだ。

とりあえず3人でウェイティングルームに行ってみると、シャワー発見!!

シャワーがある!シャワーがあるぞー!!(泣)

もう今日は体がベトベトとかそんなレベルじゃない!

灼熱の太陽のもと一日中観光したため、汗かきまくりだった。

どれだけ汗かいたかというと、

水を4リットル飲んだにもかかわらずトイレに行ったのはわずか一回だったという。(リアルな話)

つまりこの4リットルはほぼ汗で出て行ったことになる。

そのためTシャツは塩ふきまくり…。

脇だけじゃない、腹も背中も塩ふいてTシャツは全体が真っ白である。

すごすぎる…。

     

3人で交替にシャワーを浴びると列車の時間まで2時間ほどになっていたので

とりあえずひたすら待つ。

ところが12時近くになって、

    

インド人「お前らの列車は2時間遅れてるみたいだぜ~」

     

なんだって!?

あと2時間もかかるのかよ!

しんどい…。

昼間の観光もあってみんなグッタリ…。

でも列車に乗らないわけにはいかない。

ひたすら2時間待つ。

ところが2時間後、ホームに行って列車を待っていると、

    

ぷわ~ん(汽笛の音)

     

おっ、列車来た来た!

    

インド人「これは貨物列車だからお前らの乗るやつじゃないぞ」

    

なんだって!!?

つまりまだ私たちの列車は来ないという事ですか?

おいおいおい…ホームまで来ちゃったよ。

またウェイティングルーム戻るのめんどくさいしなぁ…。

   

train.jpg ホームの様子

   

ホームにはイスなどないため、インド人と一緒に地べたに座る。

待つ。

ひたすら待つ。

もうすでにAM3時である。

眠い…。

     

私「いつになったら来るのかなぁ…」

サエキック「周りのインド人もわからないって言ってますしね」

たみー「じゃあ俺駅員さんに聞いてきますよ」

私「どこにいるんだろ?駅員」

たみー「切符売場周辺にはいるんじゃないですかね?行ってきます」

私・サエキック「ありがと~行ってらっしゃ~い」

   

バックパックを置いてパタパタ走っていくたみー。

切符売り場は階段登って降りて、更に端っこの方だから遠いよな~。

とか思っていると…

    

ぷわ~ん。

   

おっ?

   

ゴトンゴトン…

   

列車来た!!このホームに入ってきた!!!

   

インド人「お前らの列車来たみたいだぜ」

   

なんだって!!?

たみーがいないんですけどっ!?

  

私「たみー!!」

サエキック「たみーさーん!!!」

   

列車はホームに停止し、お客の乗り降りが始まった。

   

私「たみー!!(泣)列車来たよぉ~~~(泣)」

サエキック「たみーさーん!!」

   

3時間遅れたこの列車が何分も駅に停車するはずがない。

急がないと乗り遅れる!! 

パニックになりホームで叫び続ける日本人二人。

しかしたみーは現れない。

  

私「どどどど、どうする!?とりあえずうちらの車両の前まで荷物運んで待っとく!?」

私たちの乗る三等寝台はこの20両ある列車のおそらくかなり端っこ。

急がないと!

サエキック「いや、ダメです(きっぱり) ここで別れたのだからここで待ちましょう」

私「でも急がないと…(泣)」

サエキック「ウロウロしてたみーさんとはぐれるのはマズイです。

       それに切符持ってるのはたみーさんですから

        車両の番号もわかりません。」

   

(゜Д゜ )

   

   

・・・。

   

   

   

「たーーーみーーー!!!(泣)」

    

   

   

あっ、向こうからパタパタ走ってくるあの青年は…

   

たみー!!!(泣)

たみー「危ねー!早く乗りましょう!!電光掲示板ではもう出発時刻でした!」

なんだとー!?

私「車両どこ!?」

たみー「ずっと向こうです!走ってください!!」

うおー(泣)

10キロのバックパックを背負い全速力で自分たちの車両まで走る3人。

およそ10両分というかなりの長さを走り、

息を切らしながらも私たちは出発に間に合い、なんとか席に着くことができた。

よかった…(泣)

3人でよかったね~と勝利の味をかみしめ、

寝台の準備をしたり、駅員さんに「アーグラに着いたら起こしてくれ」

など頼んでいると列車は出発した。

私たちが席に着いてから20分後のことであった。

うん、じゃああんなに走らなくてもよかったね♪(泣)

なかなか最上級の疲労を味わった一日はこうして終わったのでした。


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インド&ネパール旅行記⑥ ジャイプル到着 [あっちこっち旅行]

朝起きてまずオールドデリーの駅まで向かった。

次の目的地ジャイプルまでの列車は夕方の出発。

と、いうことで

 

(今日こそ)デリー観光しようぜー!!

いや、本当は昨日出来てたはずなのに、

インド人に、

観光局なのに的確なアドバイスをもらえず、土産物屋に連れて行かれ、耳かきのスペシャリスト達に妨害された

おかげで、結局デリー観光は一切出来てなかった。

ですが、

大変幸運なことに、デリーの観光スポットはホテル周辺のニューデリー駅より

今日電車に乗るオールドデリー駅の方が断然近く、

駅から徒歩圏内でほとんどのスポットを回ることができるのだ!

きっとこれは昨日のインド人達が実は親切で

「あいつらきっと明日ジャイプルに行くに違いない。

 なら今日観光に行くより明日駅に行くついでに行った方が効率的だな。

 よし、今日は俺たちが妨害してあいつらに効率よくインドを観光してもらおう」

って思ったからに違いない!

なんていいやつらなんだ、インド人!!

なわけあるかぁー!!!

さて、気を取り直して…

デリー観光にレッツゴー!

まずは「レッドフォート」、訳して赤い城でございます。

オールドデリー駅から徒歩10~15分程度で行くことができます。

redfort.jpg 入口

いやー赤い!

さすがレッドフォート。

このお城はムガール帝国時代のお城で、

今でも独立記念日などに首相の演説などが行われたりするそうです。

らふらと歩いていると独立記念博物館なるものがあったので

3人で入ってみることにした。

中には独立前、イギリス人に虐げられ、殺され、虐げられ、殺され、

反乱をし、剣で立ち向かったものの大砲で吹き飛ばされ、

民家は破壊され、子供は連れ去られ、田畑は焼かれ…

と言った暗~い絵や人形などがこれでもかと飾ってあった。

博物館の目玉と言えば、宝石や王室の宝物などだが、

そういったものは一切見当たらなかった…。

「いや~ぶっちゃけ全然面白くない、独立まで色々なことがあったのね

と、思いながらふらふら出口に向かうと、

修学旅行生らしい中学生か高校生に話しかけられた。

「は、ハロー」

「ハロー♪ 何かしら?」

「あ、あの一緒に写真撮ってもらえませんか?」

「え、私と?別にいいですけど」

「サンキュー!!」

 

せーの、パシャッ。

「きゃー!!」

「きゃー!!」

方々であがる黄色い歓声。

「私とも撮ってください!」

「僕ともお願いします!」

「一緒じゃなくてもいいんで写真撮らせて下さい!」

「はぁ…どうぞ」 

パシャッパシャッパシャッ!

「きゃー!!」

「きゃー!!」

「僕とも撮ってください!」

「写真はいいんで握手してください!!」

あくしゅ?

「僕とも握手してください」

「私もお願いします!」

「私も!」「僕も!」

「は、はい。いいですよ」

ギュッ。

「うぎゃー!!」

「うぎゃー!!」

いや~私ってインドでこんなに人気者だったんじゃ♪

ほら、みんな押さないで。

握手も写真もあなたたちが満足するまでお付き合いするわ。

どんなに人気が出ても、ファンをないがしろにしたらタレント失格よね♪

って、

なんですかこれはー!?

わけがわからないまま中学生に事の成り行きを任せていると、

気づけば100人近くのインドチャイルド達に囲まれていた。

遠くの方にも人だかりが出来ていて、

その中心を見るとたみーとサエキックも私同様写真と握手を求められている。

う~ん、外国人が珍しいなんて田舎の中学生なのでしょうか?

最後は

 

「あんた達さっさと整列しなさいっ!!」

と、かなりガタイのイイ女の先生が一喝してその場はなんとかおさまった。

student.jpg 修学旅行生(?)

修学旅行生から解放され、レッドフォートをグルグルと観光した後は

ジャマーマスジットというイスラム建築を観光しに行った。

ここはイスラムの礼拝のために無料開放されているとのこと。

無料だ、ほほほーい!

と思い入場しようとすると、

「ストップ!!お金を払え!!」

数人のインド人に囲まれ、行く手を阻まれた。

「はぁ?なんでよ、ここ無料で入れるんじゃないの?

 このクソインド人ども、また私ら旅行者をだまして金とろうとしてるんでしょう!

 わかってんのよ!!」

「それは昔の話だ!今はお金がいるんだ!」

「はぁ?それ本当なの?で、いくらになったのよ?」

「カメラ持ち込みは300ルピー(約800円)だ」

300ルピーっ!?

「高っ!なんでいきなりそんな値上げしてんの!?」

「きまりなんだよ」

プルプル…

本当か?

絶対ウソな気がする。

ところがインド人から更に衝撃の話をされた。

「で、ここは神聖な建物だから靴を脱がないといけないんだ。

 靴の預かりは50ルピーな。

 あと、女性は髪を隠さないといけないんだ。

 で、スカーフの貸出100ルピーね」

「…。」

 

靴を預かるのとスカーフの貸出で150ルピーってどんだけぼったくってんだよ!!足元見てんじゃねーぞ、コラ!なんで数年前まで無料だった観光料金がそんなに急に値上がりしてんだよ!そもそもお前ら本当にこの施設の管理者なのかよ!

たとえ本当に君らがここの人間で、観光料金も正しい値を言っていたとしても、

これまでのインド人がウソつきすぎて全然信用出来ないんですけどっ!

と、心の中で叫んだが、いや実際口に少し出してみたが、

本当に正規の値段だったとしたら日本人の評判を落としてしまう。

と思い、私はしぶしぶお金を払

そのまま観光せずに退散した。

500ルピー近く払ってまで見る気なんてしませんよ。

ジャマーマスジットから退散した後、お昼を食べて再び駅に戻り、

列車の発車時刻までウェイティングルームで待つ事にした。

yoga.jpg ウェイティングルームにいた老人

ヨガフレイムどころかヨガテレポートまで出来そうな仙人風のおじいさん発見!

でも列車に乗るってことはテレポートは出来ないと思われる。

つーかその恰好で列車に乗るんですね…さすがです。

時間になり列車に乗りこんで、いざジャイプルへ!

到着予定は18時ぐらいらしい。

着いたら20時だった。

やっぱり列車は当たり前のように遅れた。

…。 まあしょうがない、とりあえずホテルを探そう。

駅から出てとりあえず南に行けばホテルが集まった地区があるらしい。

よし、行ってみよー!

と、ホームから歩き出し、駅前広場に足を踏み入れた途端、

「ハロージャパニーズ!リクシャー?」

「ヘイヘイ、今日のホテルは決まってるのか?おれがナイスなホテルに連れて行くぜ

「そっちじゃなくてこっちのに乗れよ」

「サイクルよりオートリクシャーの方が断然早いぜ、こっちに乗れよ」

「重そうな荷物だな!俺が持ってやるよ。さぁ早く俺のリクシャーに乗って」

うるさいなぁ(泣)

「いや~…あのですね。私たち確かにホテルにも行きたいんですけど、

 お腹もすいていまして。

 だから自分の足でブラブラ歩きながら、レストランとホテルを探そうと思っているので結構です

「ヘ~イ、君たちそんな重い荷物を持って歩きまわるなんてクレイジーだ。

 俺がナイスなホテルに連れて行ったあと、レストランにも連れて行くぜ。

 だから乗りな、ほれ」

「レストランもホテルも自分の足で探したいんですよ。バイウォークね。なので結構です。

 ノーサンキュー!」

「ヘイヘイ、フレンド。

 俺の連れていくホテルが信用出来ないのかい?

 大丈夫だ!

 俺は日本人が大好きだからとっておきのところに連れて行くぜ、安心しな」

「そのホテルがどんなホテルかもわからないのに連れて行かれても困るんですよ。

 泊まらないかもしれないし」

「大丈夫だ、ノープロブレム!

 まずホテルに連れて行くから、泊まるかどうかは君たちが見てから決めていいんだ。

 そこがグッドじゃなかったら、他のホテルも案内するから大丈夫だ」

そうやってホテル連れまわして最終的に「あっちにもこっちにも連れて行っただろう」

てなこと言って金ふんだくる気でしょう…。

わかってんのよ。

その手口地球の歩き方にも書いてあるし、実際デリーで被害被ったしね。

しかもここジャイプルはデリーに負けず劣らず

そういうぼったくりがうようよしてるらしいし。 

「とにかく、リクシャーには乗りません!!!

 私たちは歩きたいんです!!

 歩くの大好きなんです!!

 だからもうほっといて!!!!」

よし、言ったぜ!ここまで強く言えば他のお客探すでしょう。

「ヘ~イ!!何を言っているんだ!どうしてリクシャーに乗らないんだ。おれがホテルにもレストランにも連れて行くって言ってるじゃないか。一人10ルピーの全部で30ルピーでいいぜ。さぁ、乗りな。大丈夫だ、30ルピーで絶対にナイスホテルに連れて行くさ。そこのホテルに泊まるかは君たちがルックしてから決めていいって言ってるじゃないか。ナイスなうえにチープなホテルなんだ。おれのイチオシだぜ。レストランだってチープでグッドテイストなところに連れて行くさ。もちろんオンリー30ルピーでOKだ。レストランに連れて行ったあとホテルまで送るから、今日君たちは30ルピー払えばもうお金を払う必要がないんだ。ここでおれのリクシャーに乗らなかったらまた別のリクシャーに更にお金を要求されるんだぞ。ジャイプルのドライバーはバッドなやつが多いから、君たちは俺のリクシャーに乗ればもう今日はベリーセイフティな一日を送れるぞ。さあリクシャーに乗って!!」

うるせーーーーーー!!!!!

ーサンキューって何回言ったら理解してくれるわけ!?

歩くって言ってるじゃん!歩くの大好きって言ったじゃん!

ちゃんと客と言葉のやり取りしてそのニーズをくみ取れーーーーー!!

駅前広場で数分間もめた結果、なんとか振り払うことに成功。

疲れた…。

最初から乗っていた方が楽だったのかしら。

 

いや、もしあいつがデリーにいたみたいな悪徳ドライバーなら、

リクシャーに乗ったとたんそこから5時間連れまわされることだってありうる。

実際一度被害にあったし。

用心にこしたことはないはずだ。

 

駅からブラブラ歩くと「ニルバーナパレスホテル」なるホテルの看板発見。

なんtなく名前に惹かれて行ってみると、

うわ、キレイな豪邸ホテル!

いや~これは高そうだなぁ…。

まあ一応値段聞いてみようか。

「ナマステー、一泊いくらですか~?」

「エアコン付きで一人300ルピーです」

おっ、安くはないけど、このクオリティーなら結構いいじゃない!!

と、満場一致で本日の宿決定。

ニルバーナホテルはマジ快適で、ふろもトイレもピカピカでした。

インドに来て初めての安眠。

 

あ~今日もつっかれた…。

明日こそ疲れずに一日を終えたい。


インド&ネパール旅行記⑤ 日本のアニメ [あっちこっち旅行]

再び電車に揺られ20時間。
3日ぶりにデリーの地を踏んだ。

今日遂に後輩と合流だぁぁぁぁ!!!
ようやく一人旅が終了して、日本語が思う存分しゃべれるぞ!
うひょひょーい!

ちなみに今回一緒に旅行に行った後輩は、
1コ下の「たみー」、2コ下の「サエキック」です。
どうぞヨロシク☆むきゃっ☆

さて、集合時間まで時間があったので私はお昼ごはんを食べることに。現在12時。
なんとこの24時間で口にしたのは電車の中で食べた「いわし味噌煮」のみ。
お腹すいた~…。
という事で地球の歩き方に載ってた「味もいいし値段も手ごろ」と書かれたレストランに行ってみることに。
せっかくインドに来たんだからあれ食べたいよね、あれ。

タンドリーチキン!

店の前に着くとなかなか高級なカンジであった。
いや~これで手頃な値段なら言う事なしね。

ギィィィ…。

金の取っ手がついた木の扉を開けると、そこには…

な、なんてムーディーな店。

お昼12時だというのに店内の照明は暗く、しかもテーブルにはバラの花瓶まで置いてある。
周りを見渡すとかなり上流階級っぽいインド人のビジネスマンやカップルが
オシャレにワインを飲みながら会話に花を咲かせている。
こっちはジーパンとTシャツ姿なうえ、
昨日まで砂漠に行って薄汚れたバックパックを背負ったみすぼらしい女一人である。


…。

「いらっしゃいませ、マダム。どうぞこちらに」

4人掛けのキレイなテーブルに案内され、メニューを渡される。
まぁ値段は手ごろって書いてあったし、うん。

「タンドリーチキン ハーフ 280ルピー」

280ルピー…

約750円。




高くない?




えっ、高くないですか?
いや、スゴイ高いってわけじゃないですよ。
でも想像ではその半額ぐらいのつもりだったんですけど…。
だってガイドブックには手ごろだって…そう書いて


「マダム、ご注文は」


「え~っと…」


しかし他のメニューもさして安くなかったため
ちょっとここはリッチになろう、とタンドリーチキンを注文。

「ドリンクは何になさいましょう?」

ドリンク?
水…と言いたいところだけどどうも雰囲気に押され口にできなかった。

「え~っとどうしようかな…」

「ビールはお好きでいらっしゃいますか?
 インドのビールはとてもおいしいですよ。
 いかがです?」

「えっと…


 じゃあビール一つ!」

もういいや。
一応5万円持ってるし、なんとかなるでしょ。

ということでこれが今日のお昼ごはんだ!


チキン.jpg


お会計はサービス料なるものもきっちり取られ普通に1000円を超えた。
なんて贅沢をしてしまったんだろう…。
ま、いいか。

ビール一本飲んだ後、炎天下の中を歩いたため軽く酔っ払いながら集合場所まで向かった。
集合場所はデリー駅の外国人専用切符売り場。
着くと見覚えのある男二人の後姿。



…(泣)



「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!(泣)」


気づけば私は走り出し二人に向って突進。

「うわぁ!田島さん!」

「会いたかった~会いたかった~会いたかった~(泣)」

「いや~無事でよかったですね」

「ほんとにもう超日本語しゃべりたかったの!
 ほんとにもう超日本語しゃべりたかったの!
 日本語しゃべりたかったのぉ~(泣)」

ちょっと酔ってたこともあり、たみーの肩をゆっさゆさ揺する。
が、

「僕らはもう十分日本語喋ってましたけどね」

と冷たくあしらわれた。

「…。」


さて、こうして合流は無事成功。
せっかく切符売り場にいるので明日の電車のチケットを購入し、
駅のそばのホテルにチェックインして3人でデリー観光に出発!

まず中心街のコンノートプレイスに行き、
バスなど交通手段が色々わからなかったので政府公認のツーリストインフォメーションに向かう。
ここは地球の歩き方に政府公認って書いてあったため、
法外な値段のツアーを斡旋されたりすることはなかった。

しかし、

「お~君たちは農学部なのか、そうか、それはベリーグッドだ。
 でも日本は色々な食料を輸入する国だろう?
 日本では何が採れるんだい?
 お~ライスか。
 インドでもライスはあるぞ。
 インドは75%が農民なんだ。
 食べ物をどんどん輸出しているんだぞ。
 日本はインドから何を輸入しているんだい?
 お~紅茶か、そうかインドの紅茶はベリーグッドだろう」

「君たち兄弟はいるのかい?
 お~ヤングブラザーがいるのか。
 ヤングブラザーは日本語でなんていうんだい?
 オトウト…なるほど、オトウト。
 君は兄弟は?
 ヤングシスターか、日本語でなんて言うんだい?
 イモウト…オトウト、イモウト…なるほど」

と、観光に関係ない雑談をベラベラと喋られ、
欲しい情報はほぼ手に入らなかった。
う~ん…公務員。

結局どこに行ったらいいのかまったくわからなかったので、
近くをブラブラ歩いてみることにした。
おいしいパイナップルジュースを飲んだり、
インド人と話したりしていると、向こうに何やら見覚えのあるアニメが…




あれは…




dunk mini.jpg





もしや昨日パク君と盛り上がった…?
いや、まさか。






dunk big.jpg






…。






なんか著作権の問題が…
てゆーかなんかみなさん老けました?顔違いません?
もう少し近くで見てみよう。







花道.jpg







…。





違う。





違う!!




これは彼じゃない!
パク君が一番好きなキャラクターだと言っていた彼であるはずがない!
そんなはずはない!

だってこいつじゃダンクきめられなさそうじゃん!
アゴちょっとシャクレてるじゃん!

隣にうつってるライバルの彼もなんか違う!
湘北高校女子学生憧れの的であるはずがないっ!
そう、これはきっと彼じゃない!





gori.jpg






彼は…まぁこんなんだったような…。
いや、違ったかな?



とりあえず








首都のど真ん中にこんなニセモノ堂々と書くなよっっっ!!!


お前ら日本のアニメをナメるなっ!!
井上先生に謝れー!!!





3人で爆笑 …いや、怒りを抑えるのに必至になっていると、
次々とインド人に囲まれた。
その一人が何やらたみーに「バス停教えてあげる」と言ったらしく、
そのおじさんについていくことになった。
たみーはおじさんと何やら楽しげに話しながらさっさと先を歩くので、
私とサエキックはとりあえずおじさんを怪しみながらついていった。


だって怪しいでしょ。
地球の歩き方に「親切そうに話しかけてくる輩にろくなやつはいない」って書いてあったもん。
そんな風に書かれてしまう民族もかわいそうだけど、
まぁ前例が多すぎるからそう書かれちゃうのよね。
だからこのおじさんも怪しい…。


てゆーか…




バス停に行くはずなのにどうしてどんどん中心地から離れていくのだろう。
道が狭くなってきたよ?
人がだいぶ少ないよ?
本当にこの道でバス停行けるの?



そして…
20分ほど歩いた後、




おじさんと共にたみーは怪しげな土産物屋に消えていった。





…。





バス停じゃなかったの?
入口にゾウの彫刻とか銀細工があるからこれは土産物屋よね…。




1分ほどサエキックと外で待ってみたが、
たみーが出てくる気配はない。



まさか…



「よ~日本人、お前金持ってんだろ?
 このゾウの彫刻はベリーナイスなんだぜ。買えよ。
 金がない?ウソつくなよ。
 何か買うまでこの店からは一歩も出させないからな。
 ハハハハハハ!」


てな感じでたみーは土産物屋に脅されているのでは…。


どうしよう…。
しばらく店の前でオロオロしていたが、
ここはたみーを助けるべく、二人で突撃しようという事になった。



店に入ると案の定、たみーはシルクの服を買わされそうになっていた。



どうしてバス停に行くはずが土産物屋に…(泣)


シルクの服は丁重にお断りして、私たちは土産物屋を後にした。
やはり親切ごしに話しかけてくるやつにロクなやつはいないのか。




再度コンノートプレイスに戻りって芝生に座り、今からどこに行こうか話し合おうとした。
が…


「ヘ~イ、チャイはいらんかね?一杯5ルピーだよ、5ルピー」
「スナックはどうだい?ベリーチープだよ!」
「ヘ~イ、ジャパニーズ!靴磨きはどうだい?ピカピカに磨いてやるぜ!」
「耳かきにトライしないか?ベリーコンフォタボー!どうだい?」
「チャイはいらないのか?じゃあコーヒーはどうだい?5ルピーだよ」



と、芝生に座って3分とたたないうちに私たちは10人以上のインド人に囲まれていた。



「いや、別にチャイもスナックもいりません…」

「お~どうしていらないんだい??ベリーチープスナック!」
「スナックはいらないって言ってるじゃないか。
 よしじゃあ靴磨きをしよう、靴出しな」


「いやこれ(クロックス)は皮じゃなくてビニールなんで靴磨きいいです…」

「どうしてだい?磨いたらツヤツヤな靴になるんだぞ。さぁ磨こう」
「君たちは別に靴磨きは必要ないんだよな?
 さぁ、耳かきしよう。
 僕は耳かきのスペシャリストなんだ!オンリー20ルピー!
 レッツトライ!!!」


「いや、別に耳かきもしてくれなくていいです…」

「どうしてだ?ベリーコンフォタブルってみんな言うんだぞ。
 俺は耳かきのスペシャリストなんだ(2回目)
 たった20ルピーじゃないか」


「別にいいです」

「じゃあこれを見てくれ!カスタマーノートだ。
 これまでに僕が耳かきをした人が感想書いてくれたノートなんだ。
 日本人だけじゃないぞ。
 世界中の人がしているんだ。」

そう言って自信満々でノートを手渡す耳かきのスペシャリスト。
そのノートの日本人が書いた感想をみると、

「最初は20ルピーと言っていますが、後で特別な薬品を使ったからと言って値段が急に上がりました。
 気を付けてください」



…。




このノート逆効果じゃん!





「さぁ、耳かきをしよう!ノートを見ただろ?
 安心していいんだよ。
 僕は耳かきのスペシャリストなんだ(3回目)」


「いや…いいです。絶対にいいです…」


別のインド人「大丈夫だジャパニーズ!彼は耳かきのスペシャリストなんだ(4回目)
         とってもコンフォタブルだ!トライしてみろよ」


「そうだ、とってもコンフォタブルだぞ。
 特にここにある薬品を使ったらごっそり汚れがとれるんだ。
 ちょっとだけトライしてみろよ」


薬品でたーーーーーーー!




「ノー!もう耳かきもチャイも靴磨きもいらないからっっ!!」


「そうか、じゃあコーヒーはどうだい?」
「耳かきしないならスナック買っていけよ、オンリー15ルピーだぜ」
「コーヒーよりチャイにしろよ、インドのチャイはおいしいぞ」
「そう言わずに耳かきにトライしてみろよ。俺は耳かきのスペシャリストなんだ(5回目)」








あ~もう…












うるさい!!!!








いらないって何回言ったらわかるんだよっっ!!!
地図見ようとしてるのに少しも見れないじゃん!
商売熱心なのはわかったから、もう少し客の言うことに耳を傾けやがれっ!





結局ここで地図を見るのは無理だ、と判断しメトロの駅まで避難した。


おじさんたちは最後まで
「俺は耳かきのスペシャリストなんだ!(?回目)」と強調していた。



非難は無事成功し、地図が見れるようになったものの
すでに日が暮れかけており、
今からどこか行くのは無理だね…ということになった。
結局コンノートプレイスまで行ってしたことといえば

① 観光局のおじさんと無駄話をした
② スラムダンクに遭遇
③ 土産物屋に連れて行かれた
④ 耳かきのスペシャリスト等に囲まれた




不毛すぎる一日…(泣)
いや、むしろネタ豊作?




とりあえずごはんを食べよう。


masara.jpg
マサーラードーサー


クレープ生地の中にカレー味のジャガイモが入っていて、
それをまたまたカレーにつけて食べる、Wカレー料理です。
なかなかイケるうえにたった40ルピー。
昼食は400ルピーだったので1/10というお安さ♪




そしてそのままホテルに戻り一日は終了。








と、思いきや、



ホテルのテレビをつけてチャンネルをまわしていると…


「ピャーミャン!ピャミャン!ピャーミャーン!!」



なんだか聞き覚えのある主題歌が流れてきた。
そして画面には、青やピンクのマスクをかぶり空を飛んでいる










パーマン1号、パーマン2号、パーマン3号、パーマン4号…







おーっとこんなところにも日本のアニメが。
とりあえず著作権的には大丈夫そうだ。

でもパーマン達がヒンディー語を喋ってるあたりが
この15年でオリジナルから大きく進化した事ね♪


でも…




主題歌はヒンディー語に吹き替えなくてもいいんじゃないのかな?




なんだか「Y」の発音が多いよ?




そしてパーマンの後はこんなものまで放送された。


hattori.jpg






ハットリ君!
ニンジャがヒンディー語を喋っている!
もちろん主題歌もヒンディー語。




ということはですよ、スラムダンクもこんな風に全部ヒンディー語に吹き替えられてるんでしょうか?
安西先生とかもヒンディー語喋っちゃうんでしょうか?
そしてワンズやザードのあの名曲も???





見たい…





でも見たくない…(泣)





結局私たちが滞在した3週間ではスラムダンクが放送されることはありませんでした。
いいんだか悪いんだか。

インド&ネパール旅行記④ 砂漠の街ジャイサルメール [あっちこっち旅行]

という事でインド西の果てジャイサルメールに到着。
電車から降りるとさっそく駅で田舎ヤンキーを発見!

族.jpg


なんて派手な三輪バイクでしょう…。
日本の高速道路にたまにあんなトラックがいますが、
三輪バイクは見ないですね。

ちなみにここの街からちょいと(100キロ以上)行くとパキスタンとの国境です。
そんなこともあってかここでリクシャーに乗り込みインド人と話をすると

「マダム今からどこに行くんだい?パキスタン?
 あっはっはっは!」

というギャグが大流行です。
この街に来たらぜひ使ってみましょう。
爆笑間違いなしです。

ちなみに…
いやいや、こんなバイクじゃ100キロ先の国境までなんて行けないでしょう。
そうじゃなくてこのガイドブックに載ってるここまで行ってくれる?

などとは言わず大人になって「イエス!パキスタンまで」
と、ギャグにのってあげると
「本当かい?それなら駅に行けよ」
と軽くあしらわれた。

わたし何か間違ってたんでしょうか?

さて、そんなジャイサルメール。
もちろん名物は砂漠、そしてその砂漠のオアシス都市として栄えた古き良き街並みである。

よっしゃ!まずは街めぐりに行くぜぃ!

フォート大.jpg

これはジャイサルメールのフォート(=お城)。
山の上、もしくは山を削って?建てられたお城で
いまだにお城の中の居住区には人が普通に生活しております。

フォート内.jpg

これがそのお城の居住区から下界を見下ろした写真。
イイ気分ですな、フハハハハ!

牛と街.jpg

これは…
まぁインド独特の景色で、とりあえずインド全土どの街に行ってもこーして牛が普通に道端にいます。

フォートの中にはマハラジャパレス(だったかな?)というホテルがあり、
ななな、なーんと現役のマハラジャさんが住んでいる宮殿の一部に泊まることができるのだっ!
しかも値段はそこまで不可能な値段ではない、という。

てゆーかマハラジャって何?
私てっきり300年ぐらい前に絶滅した人種かと思ってたけど、
21世紀の今でも現役でいらっしゃるんだ…。
ほほー。

そんなこんなでグルグル街めぐりをして写真を撮っていると、
二人の幼い兄弟がカメラを見せて欲しいと言って近寄ってきた。
ここは観光地とはいえわりと僻地のため、外国人観光客は多少珍しいらしい。
これがデジタルカメラ!?と言った様子で興味深げにカメラを観察している。

「よければ撮ってあげようか?」

「ほんと!?ヤッター!撮って撮って!」

「撮るよ~3,2,1」

子供.jpg
パシャッ。

撮り終わってディスプレイを見せてあげると「わ~ぉ」と言って喜ぶ二人。
カワイイなぁ、こんな事で喜んでもらえるなんてと思っていると…

つんつん

ん?

振り返るとかなりお年を召されたご婦人が。

「あの、何か?」

「私も撮って頂戴」

「えっ、あなたを??」

「イエス、ミー」

…。



「撮りますよ~3,2,1」

子供と….jpg
パシャッ。

ディスプレイを見せると夫人はうんうん、と満足げに大きくうなずいて去っていった。

…。
よかったです、喜んでもらえて。

その他にも湖へ行ったり、ハヴェーリという富豪の建物を巡ったりして市内観光終了。

よーし明日は砂漠へ一泊ツアーじゃあ!
イエーイ!!





という事で朝は日も昇ってすぐにホテルを出発し、
まず砂漠の村へ案内された。

砂漠の村.jpg

いや~ドラクエにでも出てきそうなTHE砂漠の村ですな。
村に着くと外人が相当珍しいらしく、
私が歩くその後ろには常に20人以上子供がついてまわるという現象が起きていた。

とある家に到着すると、朝ごはんをいただけることに。

kamado.jpg
調理中

すごいですね…。
かまどって言うんでしょうか?

バター作り.jpg
バター作り

小さい子供もちゃんとお手伝いをしていました。
う~ん…エライです。

ごはん.jpg
朝ごはん。

え~一見おいしくなさそうですけど、意外といけます!
玄米のミルク煮でほんのり甘い味付けは朝食にピッタリ。

が、量が多い…。

しかし家の人全員が私の一挙一動に注目してる中、まさか残すわけにもいかず、
量が多いけど、
味に飽きたけど、
玄米かなり噛まないと食べれないけど、
てゆーか玄米がめっちゃ奥歯につまってきてるけど、

頑張って一粒残さず食べました!

ゲフッ…!

ちなみに…この村ではジャイサルメールの街以上にカメラが珍しいらしく、
みんなに頼まれて村人の写真を20枚近く撮ることになった。

集合写真.jpg

ごはんを作ってくれた一家の写真。
右側に固まっている子どもたちは全員兄弟で、みんな顔がよく似ています。
それにしてもインドの子供は相当カワイイ!
目が大きくてマツゲばっさばさ!
明らかに化粧をした私より目ヂカラが3倍以上ある。

う、うらやましくなんかないよ…


さて、村を出た後はラクダに乗って砂漠にGO!!

キャメルドライバー.jpg
キャメルドライバー

彼がツアーのラクダを操縦してくれるキャメルドライバーさん。
とってもイイ人だったのですが、致命的なことに英語が通じなかったので、
ありがとう(ダンニャワード)と、ジェスチャーのみで意思疎通。

ラクダ.jpg

お世話になるラクダ達。
このラクダが意外と交通手段としてはイマイチな乗り物で、
上下の揺れが予想以上に激しい。そして気候は酷暑。
そのため朝ごはんをたらふく食べた私は砂漠までの道中、ずっと吐きそうだった。

こいつらに揺られること4時間。
朝ごはんは消化しきっていないが、ようやくお腹も多少マシになってきたその時、

「よし、ランチにしよう!
 晩ごはんまでおやつもないからな、いっぱい食べろよ」




…。






ああああぁぁぁぁ(泣)






そりゃね、苦しいなら残したらいいんですよ。
でも残せないんですよ。
やさしいドライバーが一生懸命火をおこして作ってくれたのに、
その人の目の前では残せないんですよぅ…。

炊飯.jpg
いっぱい食べてね




こうしてお腹がパンパンになった私は、再度吐きそうになりながら広大な砂漠を目指した。




そして4時間後。




砂漠.jpg


砂漠だぁー!!!!!



スゴイ砂漠だ!
初めて見た!
大きい!
広い!
空もキレイ!





暑い。




暑い…。
いや、砂漠だから当たり前なんだけど…暑い。

そんな暑さも日が暮れるとかなり涼しくなり、
そして何も見えなくなったので、ごはんを食べさっさと就寝することにした。

寝っ転がるとそこには…

福岡の300倍は見えてるんじゃないかというほど美しすぎる星空。
天の川なんて本当にミルキーな色合い。
そして日本より緯度が低いため、さそり座がわりとくっきり見え
生まれて初めてさそり座の心臓アンタレスを認識することができた。
すごい!本当に心臓の位置に真っ赤に輝く星がある…。

いや~マジでキレイ…

そんな星空を眺めつつ、うとうとしつつ私は朝を迎え、
再び何時間もラクダに乗ってジャイサルメールの街まで戻った。
そして夕方デリー行きの列車に乗った。



…。
と、一連の流れをさら~~~っと書いたのですが、
これには訳があるのです…。

日本に帰ってきて旅行全体を振り返った時、
インドでは確かにムカッとくることも多かったです。
客引きはうっとおしいぐらい話しかけてくるし、
よくボッタくるし、リクシャーは頼んだ行き先に行ってくれないし…。

でも帰ってきてしまえばあんなこともあったなぁ…とイイ思い出になるもんなんです。

だけど私の中では思い出しただけでなんかイライラしてくるような最低な出会いがあった事も事実です。
デリーの空港事件しかり、この後の旅で出てくるフザけた輩もしかり。

でもここジャイサルメールで会った一人のホテルの従業員はこの旅行で会った人間の中で一番嫌いなやつでした。
「こんなフザけた話があったんだよ~」
って笑い話で話せれないぐらい怒りが頂点に達しました。
空港のタクシーの話は出来てもこいつだけは文章であらわせれないです。

そんな従業員が最悪なことに砂漠のツアーで引率(?)だった事もあり、
ほぼ丸まる二日一緒にいて、何度も「早くこの街から出たい」と思いました。

振り返ればジャイサルメールは素敵な街でした。
この従業員以外みんなイイ人だったし、田舎ののんびりした雰囲気が心地よかったし、
街並みも、大自然も文句のつけようがないくらいキレイだったし。

でもたった一人の人間のせいでこの街を心から楽しめなかったことが残念でなりません。

どうして自分の住んでいる街にやってきた旅人をこんないやな思いにさせるわけ?
それで自分の街が嫌われても、それでもお前はいいのかよっ!?
私が日本に帰ってここのホテルの悪口を言うって思わないの?
そうなったら自分はおろか友達である他の従業員にも、
一緒に住んでる子供にも決してイイ影響はないことぐらいわかんないの?
なんでこんな思いしなくちゃいけないの?
ふざけんなよ…



ふざけんなよーーーー!!!!!



と最後まで彼に向かって言うことはありませんでした。
でもほかの従業員にこそっと「アイツをなんとかしてくれ」と冷静に話をつけれたので、
怒りは抑えることができました。

という事でさようならジャイサルメール…。
なんか最後悪口だけになっちゃった…。

いや、でもイイ街だったんです。
もし行く機会があるならばぜひ行って欲しいと思います。
ただしホテルはガイドブックなどで信頼できるところにしましょう。



さて、プルプルと怒りを抑えながらジャイサルメールの駅に到着。
ようやくここで従業員に解放され、本当に泣きそうなぐらい嬉しかった。
フラフラとホームを歩いていると

「アユミ~」

私を呼ぶ声、
振り返ると…

「パク君!」

なんという偶然か行きの列車で仲良くなったパク君が帰りも同じ列車だったのだ。

「ああああああああ~パク君!!!(泣)」

「アユミ~、君もこの列車に乗るの?」

「うんうん(泣)」

「それはナイスだ!ところでジャイサルメールはどうだった?」

「…。

 え~っとお城がキレイで砂漠もステキだった…かな」

「そうだよね~。僕も砂漠に行ったんだけどとてもキレイだったね!
 お城もすごく良かった!
 ジャイサルメールはとっても楽しくてイイところだったね!」

ニコニコしながらナイスやビューティフルを連呼するパク君を見て、
心の底からうらやましかった。

そのうち話は韓国ドラマと日本のアニメの話になった。
特にパク君はアニメが好きらしく、
頭文字Dやドラゴンボール、ワンピースなど数々のアニメを見たことがあるそう。

「僕が一番好きなのはスラムダンクだ!あれは最高だ!」

「私もスラムダンクは大好き!ねぇねぇ、誰が一番好き?」

「やっぱり花道だね!ダンクがとってもカッコイイ!アユミは?」

「いや~実は私、流川が大好きなんよね~!」

「なるほどね~あと三井も僕は好きだったな。
 アイウォントトゥープレイバスケットボールのシーンは最高だね」

「ほほぅ!!! 「バスケがしたいです」は万国共通の名シーンなんですな!!」

この異国の地でこんなにスラムダンクについて語れるなんてものすごく感動!
東洋人サイコーだぁ!

そしてこのスラムダンクを24時間後、不思議な形でデリーで目撃することになるとはこのときの私は知らない。

その後スラムダンクの他になにかオススメのアニメはないか、と聞かれたので
幽遊白書は最高だ!私はドラゴンボールやスラムダンクと同じぐらい
この幽遊白書が大好きなんだっ!というのを熱弁しておいた。
きっとパク君なら見てくれるだろう。

そうこう盛り上がってるうちに列車が到着。
しかし盛り上がりすぎてごはんを買い忘れてしまった私は、
非常用に持ってきた日本の缶詰を食べながらデリーへ向かうことに。

いわし.jpg

遂に明日は日本からやってくる後輩二人と合流だ!

インド&ネパール旅行記③ 20時間の電車移動 [あっちこっち旅行]

さて、このふざけた街デリーを離れるために電車に乗りましょう!
目指すはジャイサルメール、
なんとたった20時間で着くそうですよ♪

…。
う~ん20時間の電車移動なんて未だかつて経験したことがないけど
大丈夫かな…。
しかも一人旅だから話す相手もいないし、ヒマそうだなぁ。

そう思いながらももうチケット買っちゃったし、って事で3等寝台の車両に向かう。

train1.jpg

「3-Tier」と書かれた車両発見!

中は…

train2.jpg

こんな感じ。
座席の背もたれになってるところを寝るときに持ち上げて、
もう一つの寝台にします。
これで3等寝台の完成☆
それが向かい合っているので6人のボックス席ということになります。

指定された席に座ると、なんという偶然でしょう!
隣はインド人じゃなく同じ東洋人ではないですか!
これはテンションあがる!
20時間の移動も日本人が一緒なら…

「アンニョ~ン」

…。

あ、韓国人の方ですか、どうもどうも。
そんなわけで、日本人、韓国人、インド人4人の6人でジャイサルメールを目指すこととなった。

韓国人の彼は「パク君」と言って、えなりかずきに似たかなり親しみやすい雰囲気の青年だった。


パク君「デリーはどうだった?」

私「う~ん…イイ人もいたけどとりあえずウソつきがいっぱいいて、ノーグッドだったかな。
  空港では特にヒドイ目にあったよ。」

パク君「あーウソつきは確かに多かったね。
     僕もデリーはかなり最悪だったよ」

私「へーどんな目にあったの?」

パク君「財布を盗まれたんだ~」

私「えっ?」

パク君「しかも7000ルピーも。も~最悪だよ、ははは~」


7000ルピー!?
およそ2万円も盗られたの!?
てか笑ってる場合??

私「そ、それは最悪だね…」

パク君「そうなんだよ~アユミも気をつけてね」

はい…。

その後ジャイサルメールではあそこのホテルがいいらしい、とか
お互いにガイドブックを見せ合って情報交換をした。
パク君は英語が上手だし、フレンドリーかつ親切な性格だし、
かなりの好青年で隣の席に座れたのはかなりラッキーであった。
やっぱ私、日頃の行いがいいんだわ、と思っていると、

「切符拝見しま~す」

と車掌さんが回ってきた。
切符を見せると…

「お~マダム、あなた席が違いますよ」

えっ?

「ここは3等寝台の1車両目、あなたの席は隣の2車両目です」

何ーーー!!?

私「ご、ごめんなさい!すぐに席移りますからっ!!」

ヤベー恥ずかしい~…。

「お~マダム、イッツOK!!ノープロブレム!

私「え、ほんとですか?」

「イエス、ノープロブレム!

かなり爽やかにそう言うと車掌さんはさっさと行ってしまった。
まあ確かに他に座る人いなさそうだしいっか。
という事で私はその席に座り続けることにした。

しかし…
これが全然ノープロブレムじゃなかったのである。


時間は経ちおよそPM9時頃からみんなが寝だしたので
私も指定された席の寝台に横になった。
疲れもあり爆睡。

ところがAM1時…


ツンツン。

「ヘイ、起きろ」

「へ?」

「ここは俺の席だ。君の席はどこだい?移ってくれ」

「…。
 す、すいません。」

ボーッと寝ぼけながら座席の下に置いておいた約10キロのバックパックを
ひきずりながら車両を移動する。

ズルズルズル…

って、ちょっと待て!
全然ノープロブレムじゃないじゃん!
普通に途中乗車のお客さん来てるじゃん!
車掌さ~ん!(泣)

えっ、最初から座席を間違えたお前が悪いんだって?

…。
そうですよ、ええそうですとも!
でも今真夜中ですよ…。
これなら間違いに気づいたあの時はじめから移動しておけばよかった。


ズルズル…。

隣の車両に移るも真っ暗。
そりゃそうだ、現在AM1時。みんな寝るっつーの。

「エクスキューズミー」

「うわぁぁ!」

暗闇に浮かんだインド人。
完全に闇にまぎれて接近にまったく気付かなかった。
なぜこの暗闇で話しかけてくる?
こ、怖い。肌の色が黒いこともあり暗闇で眼だけが浮かんでいる。

「い、イエス?(ビクビク)」

「荷物持ちましょうか?」

…。




イイ人っ!!!


「はい!お願いします!」

「座席は何番ですか?」

「え~っと51番です」

そして暗闇で見事51番に到着。
ありがとうございます!!

すやすやすや…。

女の人が寝ている。

ここは間違いなく私の席のはずよね?
うん、合ってる。

…。

「あ~え~っと…
 え、エクスキューズミー」

つんつん。

「んあ?」

「えっと…ここ私の席なんですけど…」

「Oh!エクスキューズミー」


いえいえ、いいんですよ。と言おうとしたその時、

「私の席、隣の車両の24番なの、だからそこに行って?」

「24番?あ~おっけー」

って…もう一回車両の移動ですか?(泣)

しかしここで半分寝ているインド人を説得して自分の席をゲットするほど
私は英会話が得意ではないので泣く泣くもう一度さっきいた車両に戻った。


ズルズル…

え~っと24番…あった!


すやすやすや…。

おーっと今度は男性が私の席で寝ているではありませんか!
ほっほーい!

って…

つんつん。

「エクスキューズミー、あの、ここ私の席なんですけど」

「んあ?
 ああ、俺の席が向こうの37番だからそこに行ってくれ」

…。

「いえす…」


ズルズル…。

37番…あった!

おっと、今度はすやすやとだれも寝てないぞ!
ラッキー!
しかしその代りに…

どかーっと寝台に置いてある大きな荷物×3つ。


…。
どかしていいですかね?(泣)
どかします、すいません。

間違いなく近くで寝ている乗客の方々の荷物なのだが、
こんな夜中に起こすのは申し訳なかったので一人寂しく荷物を床に下ろすこととなった。
しかも不幸なことにその席は3等寝台の一番上。


「ん~~~~っしょ」

ドサッ。

「ん~~~~~~~~~~~~~~~~~っしょ」

ドサッ。

誰か助けてくれないかな~と期待を込めながら
一応不自然ではないぐらいの声をあげて荷物を下ろしていたのだが、
誰も気づいてくれそうになかったので3つめの荷物はほぼ無言で下ろした。


「んっ………しょ」

ドサッ。


…。
さて寝ようかな…(泣)


気づいたら元座ってた座席はたったボックス2つ先の席であった。
どうしてこんな夜中にこんな無駄な移動を…(泣)

と、思う事もそんなになく再び深い眠りについたのでした。


朝起きるとさっそく近くにいたインド人に
「列車は2時間遅れてるみたいだよ~」
との報告をうけた。

2時間…
つまり到着はPM2時か…
お腹すいたな。

と思っているとなんという親切なことか、近くのおばちゃんがお弁当をわけてくれた。
食料を与えてもらいながらこんなこと言うのはなんだが、
かなり体格のいいおばちゃんであった。


ところが驚くことに、

おばちゃん「ヨガ知ってる?日本でする事はあるの?」

私「あ~ヨガ知ってますよ。私も少しだけやったことあります(もちろんダイエットで)」

おばちゃん「私ヨガの先生やってるのよ。
        毎日教えてるからとてもハードだわ。
        ヨガはとてもイイ運動でスレンダーになれるわよ」

とのことであった。


大変申し訳ないけれど説得力0である…。

そんなステキなおばちゃんとオシャベリしていると終点ジャイサルメールに到着。

さ~て、この街ではどんな経験ができるかな~。

インド&ネパール旅行記② デリーの街 [あっちこっち旅行]

ドカッと床に荷物を置き一息ついていると、
ホテルの人がインド式ミルクティー「チャーイ」を持ってきてくれた。
ありがとうございます(泣)
温かいミルクティーは私の胃に染み込んでいったのでした。

さて、とにかくシャワーを浴びよう。もう体ベッタベタ。
シャワールームに入ると、蛇口が二つあり「h」と「c」が書いてあった。
ははぁ、ホットとコールドですね。
ということでhをひねりシャンプー。
しかし…




寒い。




しばらく経ってもお湯が出る気配がなかったため、cをひねってみた。しかし…




寒い。




なぜかどちらも水シャワーであった。
ここでちょっとホテルに質問なんですけど、


なぜ蛇口を二つ付けた?




二つある意味がまっったく見いだせないんですけど。


それでも念願のシャワーを浴びれた私はそのままベッドに倒れこみ就寝。
本当は5時間ぐらい前にベッドに入れたハズなのに…(泣)

昼の3時まで寝た私は「こんな街さっさと出て行ってやる!」という事で、
デリー駅に鉄道の切符を買いに行くことにした。
目指す街はインド西の果て「ジャイサルメール」
なにやら砂漠が素敵な街らしいですよ、うひょひょ♪

ホテルから一歩踏み出すと、さっそくリクシャードライバーに囲まれた。

「ヘ~イ、マダムどこに行くんだい?コンノートプレイス?(←中心街)
 2ルピーで連れて行くよ、オンリー2ルピー。
 ベリーチープ!
 さぁ行こう、コンノートプレイス!2ルピーだよ、2ルピー。
 ベリーチープ、コンノートプレイス!
 マダ~ム!」


うっさい!!!



どうしてそんなにコンノートプレイスに連れて行きたい!
どーせ旅行会社にでも連れて行くんだろう!
私は駅に行くんじゃ!

ふり払い駅に向かう。

「マダ~ム、駅に行くのかい?Buyチケット?」
「そうよ」
「ぼくも駅にチケットを買いに行くんだよ、一緒に行こう!」
「はぁ…」

怪しいので全然一緒に行きたくなかったが、チケット買うって言ってるしついて来んなとは言えないなぁ…
と思っていると、

「お~そういえば駅のそばに僕の知ってる素敵な旅行会社があるんだよ!
 政府公認の会社だからとっても safeだ、さぁ行こう!」



さよなら。



マダ~ムマダ~ムと叫ぶ男に背を向け私は駅にズンズンと向かった。

なめるなよ!行ってたまるか!
しかも昨日から思ってたけど、マダムって何よ!?
私は未婚女性じゃ!
ついでに言っとくとまだ23歳じゃー!!

駅に着くとさすが公共の機関だけありなんのトラブルもボッタくりもなく
チケットはすんなりと買えた。
しかも20時間という長時間運行の寝台列車にも関わらず
わずか900ルピー。
お得だわ♪

チケットを無事に買い終え、ホテルに戻ることに。
と、そう言えばお昼ごはん食べてないな、という事で近くの屋台に寄ってみた。
店にはおいしそうなサモーサーが。

「ナマステー、おじちゃんこれいくら?」
「1つ5ルピー(約14円)だよ」

まぁお買い得!

「じゃあ2つ下さい」
「OK、10ルピーだよ」
「え~っと…はい20ルピー札」
「マダ~ム、ソーリー。お釣りがない」
「…。」

なぜ金のはいった箱を確認することもなく、お釣りがないってわかるんだ。
しかも10ルピーぐらい、、、あるでしょ?

「ほんと?」
「イエス、お釣りない」
「じゃあ4つ下さい…」
「OK!!サンキュー!!」

…。

まぁいいや…ちょうどお腹も減ってたしね。


サモーサー.jpg
サモーサー

ちなみにサモーサーとは、
カレー味のジャガイモを小麦粉の皮で包んで揚げたもので
インドではポピュラーなスナックです。
私は結構ハマってしまってインドのあらゆる所で食べてました。
しかも大体5ルピーという安さなのに、
大きさがおにぎりぐらいあるので、ボリューム満点!

そんなサモーサーを4つも買ってしまった私は、
ホテルでインドの感動系(?)ドラマを見ながらモグモグと食べた。

女の人が死んでしまった男の人のそばで取り乱しながら泣いていて、
それを周りのお手伝いさんなどが必死になだめる、というシーン。
もちろんヒンディー語のため内容はわからないハズなのだが、
このシーンが延々30分続くというミラクルな演出だったため、
さして内容はないんだろう、という結論に到った。

そしてサモーサー4つはやはり多く、3つ食べた段階でギブアップ。
しかも夜ごはんの時間になってもまったくお腹がすかなかったので、
切符を買いに行った以外は一切外出しないまま
インド初めての一日は終了したのでした。

インド&ネパール旅行記① 悪夢の入国事件簿 [あっちこっち旅行]

インドとネパールに行ってきましたっ!!!


なぜその国に?とみなに聞かれましたが、理由は私にもわかりませんw
きっとインドとネパールの大地が私を呼んでいたんです、うん。
そんな旅行ですが、なんてゆーかミラクル連発の旅行となりました。

ちなみにメンバーは専攻が一緒の後輩二人と三人旅行だったのですが、
二人とも院試やら別の用事やらがあったので、
私だけ五日ほど早くインド入りをし後で合流することにしました。

さてさて、旅行です。
私が利用した航空会社は香港経由のもので、インドの前に香港に入ったのですが、
インド入国の事件が強烈過ぎて特にここに書くこともありませんw
香港の夜景を見ながらインドの首都デリーまで飛行機で5時間ほど。
そして到着しましたデリー空港!

現在AM1:30でございます。

いや~遅いですね。
日本からインド行きの飛行機は割と夜遅くに着く便が多いそうです。
そしてそれを狙った悪徳タクシーに法外な値段を要求されたり、
旅行会社に連れて行かれ高額なツアーを組まされたり
とにかくトラブルが多い、と地球の歩き方に書いてありました。

でも大丈夫!
初日のホテルはちゃ~んと日本から予約したもんね♪
きっと空港の出口にお迎えが来てるはず、うふふ♪







来てない。







なんとわざわざ日本から予約をして「Please pick up at Airport」とメールまでしたのに、
そこにお迎えは来ていないのでした…。
まぁメールに返事来なかったからな、届いてなかったのかな…。
う~んどうしよ、と思っていると同じく空港でフラフラしている日本人「こーた君」と遭遇。
「じゃあ割り勘でデリーステーションまでタクシーで行きますか」
という事で二人でタクシーに乗ることに。

こーた君「40ルピーでデリーステーションね!絶対行ってよ!ぜぇぇぇぇったい行ってよ!!」

私「行かなかったら1ルピーも払わないからね!No Money!OK??」

ドライバー「OKOK!Don't worry,Be happyだよ」

大丈夫かぁ?と思いながらもタクシーに乗り込みいざ発車!
ちなみに1ルピーは約2.7円です。

タクシーは空港を離れ30分ほどで市内へ…しかし

ドライバー「デリーステーションがわからないから道がわかるドライバーに代わるね」

デリーステーションがわからない???

そんなワケねーだろっ!
お前はタクシードライバーじゃないのかっ!?

と思っているとそのまま二人して道に放り出されしばらくするとリクシャーがやってきた。
ちなみにリクシャーとはインドの乗り物で三輪バイクのことです。

ドライバー「デリーステーション?もう夜遅いからクローズしてるよ」

私「別に列車に乗るわけじゃないからクローズしててもいいの」

ドライバー「でもクローズしてるから暗くて危ないよ」

と、言うとおもむろに走り出したリクシャー。

ドライバー「ほら、デリーステーションだ、真っ暗だろ?」

着いた先は確かに真っ暗な……道路

これどー見ても駅じゃねーだろっ!!
線路がないじゃん!!

私「これデリーステーションじゃないでしょ!ちゃんと連れて行ってよ!」

ドライバー「ステーションだよ。とにかくっこは暗くて危ないから安全な所に行こう」

と、再び走り出したリクシャーが行き着いた先は…「Tourist Office」
出たー旅行会社ー!!
地球の歩き方に書いてあった通りの展開だー(泣)
あのタクシードライバー、何がドントウォーリービーハッピーだっ!
お前ら二人ともグルだなっ!!!

「とりあえずここでホテルを予約した方がいい」
「デリーの次はどこに行くの?チケットが取れなくなるからっこでツアー組んであげる」

出た出た出た…本で見たとおりのセリフ回し。
が、私はホテルを予約したのだ!
しかもすでにお金を前払いしている。
お前らの手にはのらんぞ!

私「エクスキューズミー、あのね私はすでにホテル予約してるの。
  ほらこれ、Asiana Hotel の予約表。
  だからここでホテルは予約しない。
  Go Asiana Hotel、デリーステーションのすぐそばだから」

こーた君「おれもとりあえず駅のそばに泊まるつもりだからGo station!」

頑張って二人で反抗。
すると二人まとまってるとめんどうだと思ったのか

「君はホテルを予約してて、彼はしてないんだろ?
 とにかく君はリクシャーに乗って、彼はホテルをここで予約しよう」

と私たちを引き離そうとするインド人達。

こーた君「いや、だからホテルは自分で駅から探すよ。だから駅行けって」

インド人「NO!予約をした方が絶対にいい」

こーた君「おれは行きたいホテルがあるんだって」

インド人「そこのホテルはよくない、俺たちがいいホテルを紹介するから」

こーた君「なんでそこのホテルのことをお前が知ってるんだ。いいかどうかはおれが決める」

もめるこーた君とインド人。

ドライバー「よし、とにかく彼はここでホテルの話をするみたいだから君はリクシャーに乗って」

引き離す気か?

私「No!行かない」

ドライバー「Why?君はもうホテルを予約してるんだろう?」

私「あのね、私はウーマン、あなたはマン。危ないでしょ?
  こーた君と一緒じゃなきゃ絶対に行かないから」

ドライバー「ヘ~イ、おれがそんなに stupid だと思うのかい??
       ここまで来たら君はもう僕のシスターみたいなものじゃないか、
       違うかい?」

ちがうわ。

私にはお兄さんはおらん、
ましてやそんな色が黒くてホリのふっかいお兄さんがいてたまるかっ!

私「とにかく行かない。こーた君を待つ」

ドライバー「わかったよ、じゃあこーたも乗ってとりあえず出発しよう」

出発ってどこによ、大丈夫かよ…と思いながら二人で再度リクシャーに乗り込む。
すでに空港を出て2時間以上経っていた。

ドライバー「ほら、ここがぼくのオススメのホテルだよ」

「はぁ?」

予約してるからホテルには泊まらないって言ってるのに…。
とりあえず入ってみると日本のビジネスホテル程度のよさげなホテル。

私「ふ~んよさげなホテル」

こーた君「安ければ俺ここでもいいかな~」

従業員「ナマステー。一泊300$ね~」


さんびゃくドルッッ!!!???

300ルピーの間違いじゃないのっ!?

従業員「はい、じゃあこのチェックイン表に名前書いてね」

「いや、泊まらないし!てか泊まれないし!!」

ドライバー「じゃあ別のホテルに行こう」

私「だーかーらー駅に連れて行ってくれればいいの!
  ホテルなんか案内されたって泊まらないから!!」

ドライバー「駅はクローズしてるから危険なんだよ」

そう言い一人一泊9000円、4000円のホテルに連れまわされた私たち。
インドの物価は安くホテルなんて安ければ200円、高くても1000円はかからないはず。
泊まれるかっ!!

結局私たちがどこも泊まらないことを悟ったドライバーは再びTourist Office に戻った。

ドライバー「僕はもう家に帰る」

「そうですか、どうぞご自由に」

時計を見るとAM5:30。もはや夜が明けそう…。

ドライバー「タクシー代1000ルピーね」

ぶちっ…。

ついに私の中で何かがキレた。

「なんっであんたに1000ルピーも払わなくちゃいけないのよっ!!
 Why!Why!!Why!!?
 あんたはデリーステーションにも予約したホテルにも連れて行ってくれなかったじゃない!!

 
 ふっざけんなよ、この大うそつきどもがっ!!!(←日本語)」

と恐らく外にまで聞こえそうなぐらい大声でキレた私。
普段日本ではわりかし温厚な性格(?)のため、
生まれてこのかたこんなに人に罵声をあびせたことはない。

ドライバー「あ゛ー!?払わないなら表でろファイトするかい?」

さっきまえシスターとか言ってたくせになんだと?

私「私は最初40ルピーで駅に連れて行ってもらう約束で車に乗ったの!
  あんたは結局どこもちゃんと連れて行かなかったんだから
  ほんとは40ルピーだって払いたくないわよ!!」

ドライバー「俺は君たちのためにいろんなホテルに連れて行ったんだ!40ルピーとかふざけるな!」

私「いつ私がホテルに連れて行けって言ったのよ!駅に行けって言ったの!
  なのにあんたは駅には連れて行かなかったでしょう!」

ドライバー「駅はクローズしてたんだ!君も真っ暗な駅を見ただろう」

私「あれが駅とかウソつくなよ!!
  どこに列車があったのよ!
  どこにレールがあったのよ!
  夜も明け始めたしもう一回連れて行ってみろ!
  Go Now !!!」

ドライバー「俺は家に帰る!さっさと1000ルピー払え!」

私「あんたにやる金なんて1ルピーもないわよ!
  
  私は予約してたホテルにも泊まれてないし、つーか今朝でむっちゃ疲れたし、
  マジでふざけんなよっ!!(←日本語)
  絶対に払わないから、ぜぇぇぇぇぇぇぇったいに払わないからっ!!(←日本語)」

もはやあたまに血が上り英語と日本語がガンガン混ざりながらキレる私。
払わないとファイトだ、と腕をつかみすったもんだのドライバー。
それを呆然と見守るこーた君。
そして

「ヘ~イフレンズ達!ケンカをしないでおくれよ!どうかお願いだ~」

と大げさに頭を抱え悲しげな表情をする別のインド人。

お前は誰だ?

私「あんた誰よ!どっからわいて出たのよ?(←日本語)
  どーせこのうそつきドライバーとグルなんでしょう!?(←日本語)
  ケンカ売ってきたのはこっちのインド人よ!(←日本語)

  しかも女に向ってファイトって!?
  警察呼んでよ、 Call Police !!!!」

悲しげなインド人「プリーズ、ケンカはやめてくれ。
           よし、僕が解決しよう、 Solution !
           一人400ルピーずつ彼に払うんだ」

私「何が Solution よ!!!400ルピーもこんなやつに払えるか!
  こいつは駅に行かなかったの!
  私は絶対に払わない!」

ドライバー「400ルピーだってふざけるな!!
       俺はこいつらを3件もホテルに連れて行ったんだ!」

インド人「おープリーズ、どうか言い争いはやめてくれ。
      君たちは彼に400ルピーずつ払って仲直りするんだ」

ドライバー「400ルピーなんてベリーチープだ!
       俺はこいつらを何時間もリクシャーに乗せたんだ」

インド人「プリーズフレンド、400ルピーで納得するんだ」

と、インド人同士なのにまるで私たちに聞かせるかのごとく英語で話す二人。

私「お前ら二人ともふざけるなよ!!(←日本語)
  へったくそな演技したってグルなことぐらいわかってんのよ!(←日本語)
  400ルピーなんて払わないって言ってるでしょう!(←日本語)

  Solution なんていいから警察呼んで!」

インド人「お~どうか落ち着いて、マダーム。わかった300ルピーずつ払うんだ」

私「だから金は払わないって言ってるでしょう! Call Police !!!」

そんなカンジで話し合いは一向に前に進まなかったが、
警察は呼びそうもないし、とにかくいくらか払わないと永遠に解放されないと思ったため
しぶしぶ200ルピーずつ払いドライバーは帰って行った。

死ね!死ね!死ねーーーーー!!!

こんなの拉致じゃん!犯罪よ!?
結局ホテルにも着けてないし、一体ここどこよ!
ふざけんなーーーー!!!

疲れた体をひきずりながら朝のデリーをこーた君とトボトボ歩く。
しばらくすると線路発見!
それに沿いながら歩くと…駅だー!!
どうやらそれはメトロと呼ばれる乗り物だったらしい。

デリーステーションあるかな~と路線図を見ると

「New Delhi Station 8ルピー」の文字。

8ルピー…さすが公共の乗り物。
ぜひ空港まで路線をのばしてください(泣)

メトロに乗りおよそ10分ほどでようやく駅に到着した。
現在AM6:30。
空港に着いてから5時間も経っていた。
長すぎる…空港からここまで長すぎるよ(泣)

「じゃあ散々な目にあったけど良い旅を」
「お互いね」

と言いこーた君と別れた。
彼はもはや途中から体調を崩し、咳が止まらなくなっていたが、
二人で頑張ってインド人と戦ったね(泣)

駅からしばらく歩き、予約をしていたホtルに到着。
チェックアウトタイムは12時と書いてあった。

私「あの~12時まででいいんでシャワーを浴びて少し休ませて下さい…お願いします」

従業員「お~そんな。どうぞ一泊していって下さい。
     チャックアウトは明日の12時でいいですよ」

私「ホントですかぁぁぁぁ、ありがとうございます(泣)」

こうして長い夜が終わった。
しかし旅は始まったばかりなのでした。
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